内容説明
ロック・バンドSUPERCAR在籍時から日本の音楽シーンで誰よりも「言葉」と格闘してきた男いしわたり淳治が放つ、珠玉のショート・ショート小説&エッセイ集。ロッキング・オン・ジャパン誌の大人気連載、大幅加筆+書き下ろし追加で単行本化。
目次
1 小説・顔色(顔色;さみしい夜は ほか)
2 エッセイ・似合う色の見つけ方(浮き浮きウォッチング;ヒラメキの4B ほか)
3 小説・うれしい悲鳴(うれしい悲鳴;面白い服 ほか)
4 エッセイ・NEW MUSIC(NEW MUSIC;殺人タクシー ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅわ
41
【図書館】新聞の書評で興味をもって…人気バンドの元メンバーでもあり、現在もプロデューサーや作詞家として活躍する著者のデビュー作…とのことです。短編集だと思っていたら、途中 エッセイが始まってビックリしました。とても読みやすく、オチもあり、文筆が本業ではないと思えない文章力。センスある方なんだろうなぁ~ とは思いましたが、同時進行で読んでいたのが星新一氏のショートショートだったせいか?つい比べてしまい もう少し切れ味が欲しい!と思ってしまいました。2014/11/20
みや
4
ロッキング・オン・ジャパン誌上に04年から07年にかけて連載された文章を集めた一冊。エッセイあり、小説(ショート・ショート)ありの面白いコーナーだったようだ。エッセイのほうは、若さゆえの青臭さと、大人社会に入って身につけた思慮深さとがせめぎ合っているという印象。小説は、その手のジャンルをあまり読んでいない私にとっては、驚かされる着想も多々あって楽しめた。連載中に自身のバンドが解散するという大きな出来事があったようだが、タイトルに著者の目指す生き方が集約されている。2019/12/08
なかけー
4
雑誌ROCKIN'ON JAPANに以前掲載されていたコラム?を一冊にまとめた本。連載当時好きで、終わってからも単行本が出ると知ってずっと気になっていた。作詞家(音楽の)だけあって言葉に対する感度が高い。雑誌で読んだ当時に比べて、こんなもんだったっけ?と少し思ってしまったけれど、エッセイはやはりそれなりに面白い。小説はそこそこ。2011/04/18
あひる 34号
2
ショート・ショートとエッセイからなる1冊。星新一を思わせるショート・ショートは、発想はおもしろいけれど物足りない。エッセイは最初苦手な文体かも…と思ったけど、じわじわクセになる感じ。つらつらと読んでいたら「maide in 自分」でハッとした。油断しているとふいをつかれる作品で、案外気が抜けないまま読了。他にも著作があれば読んでみたい。2015/10/08
サオリ
2
期待しすぎた。 わかんなくないけど、はまらない。 やっぱり私は町田康が好きだ。2015/06/03