内容説明
音楽誌ロッキング・オンにおいて不滅の人気を誇る連載『渋松対談』の単行本シリーズ、幻の第1作目―一九八六年に通信販売で刊行されたのみながら絶大な人気を誇り、その後は入手困難で伝説と化していた『定本渋松対談』が遂に復活!七〇年代、八〇年代に青春を過ごしたロック・ファンの空気がそのまま閉じ込められた1冊。
目次
1976‐1977(ジェフ・ベックの新作「ワイアード」をめぐって(七六年八月)
エリック・クラプトンの新作「ノー・リーズン・トゥ・クライ」をめぐって(七六年一〇月) ほか)
1978(「キッス・アライヴ2」をめぐって(七八年一月)
ELPの新譜「ワークス・ヴォリューム2」をめぐって(七八年一月) ほか)
1979(E・クラプトンとA クーパーの新しいアルバム(七九年一月)
ポール・マッカートニー「ウイングス・グレイテスト」をめぐって(七九年二月) ほか)
1980‐1982(ボブ・ウェルチ「ジ・アザー・ワン」をめぐって(八〇年一月)
人物評「ジミー・ペイジ」(八〇年二月) ほか)
1985(三十代こそがロックの主流だあ(八五年二月)
感性のマツムラ化とは何か(八五年三月) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
12
昔の渋松のほうが面白いなぁと思いつつ読む。えらくチープトリック好きだったのね、今どうしてるのかな。2011/07/03
amanon
4
『ロッキング・オン』のかつての名物連載であった渋松対談が、どういう変遷を辿ってあの唯一無二のスタイルになったのかを知ることができる貴重な記録というべきか。後にヘビーメタルはゴミじゃと公言して憚らなかった渋谷氏が幾度となくレインボーとパープルについて語っているのも一興。とにかくロックについて熱く語り合うのもいいけれど、やはり限りなく与太話に近いやりとりで読ませる85年以降の対談の方がやはり面白いと思うのは多くの人が同意するだろう。また、三十代で自分達をおっさん、あるいは老人呼ばわりするのはなんだかな…感が。2022/03/21
王天上
4
初期の真面目に音楽を語っているのも新鮮だったが、やっぱり無内容なほど面白いです。2017/12/24
ロックスターKJ
2
評価:★★★★☆ 4点 76年~85年の渋松対談をまとめた本。前半と後半で内容やトーンが大きく変わっていることに驚かされる。2022/05/12
AM
1
帰省中に懐かしい本を再読。いかにも時代を感じる固有名詞も出て来ますが、ロックにまつわる様々なことを切り取る批評性は今読んでも確かなものです。またやってくれないかな。2017/12/29
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