内容説明
本書は「第2回月刊ギャラリー美術評論公募」(2001年5月31日締切)の優秀作品を中心に、審査員、美術評論家などの美術評論に関する考え方などをまとめたものである。また、実際に作品制作に携わる作家側の意見、要望なども座談会という形式で取り上げた。
目次
第1章 座談会(「蘇る?美術評論―作家の側から問い直す」(高山登;海老塚耕一;高柳恵里;前沢知子;河田政樹))
第2章 審査員の視点(ドキュメントに批評は可能か―或いは批評の同時代性;夏目漱石の美術批評―「文展と芸術」精読 ほか)
第3章 グランプリ作品(グズビョルク・リンドの心象風景)
第4章 入選作品(エドワルド・ムンク記憶なき体験への回帰;ポール・デルヴォーと20世紀美術の潮流 ほか)