英和・和英ナノテクノロジー用語集

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英和・和英ナノテクノロジー用語集

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  • サイズ A5判/ページ数 691p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784860430474
  • NDC分類 503.3
  • Cコード C3040

出版社内容情報

内容が多数の学術分野にまたがるナノ分野に関し、従来型の区分にとらわれず技術用語を網羅的に集めた用語集。次々と新しい用語が生まれるナノテク分野の動詞、形容詞、原語名、短縮語名を含む約20,000語を収録し、研究者・技術者の英文読解、科学英語論文作成を支援します。



編集にあたって

 ナノテクノロジー(超微細技術)は21世紀の人類の繁栄と福祉に貢献する基盤技術として世界的に著しい展開をみせており、この分野で日々出現する文献数は膨大で、その大部は英語で記述されている。ナノテクノロジーに係わる研究者や技術者は個々の研究や開発の対象に関連する文献を迅速に読破し、またその内容を正確に把握しなければならない。これには関連分野に対するかなりの基礎知識と、英文の読解力をもつ必要がある。読解力を向上させる一手段は数多くのまた多様な内容の文献を精読し、これから個々人が和英両面の技術用語彙を充実させることである。ナノ関連領域で発表される文献は従来の学術分野の区分によれば、物理、化学、数学、機械工学、電子工学、電気工学、金属工学、化学工学、材料工学、バイオ関連技術など多岐にわたり、また一文献に限っても、その記述内容は、これら多分野に属する事項が交錯していることが多い。一例をあげれば、ナノテクノロジーの基礎であるナノ粒子の生成に関する文献では、多くの場合、粒子の生成に関連する物理ならびに化学プロセスに対する説明、生成された粒子の構造解明のための先端分析機器や結晶学に係わる記述、さらに粒子の諸特性、具体的には電気、電子、光学や機械特性などが記載されている。
 これまでは、例えば化学領域の研究報告であれば化学用語集一つで一応ことが足りた。しかしナノ分野の報文では上記のように記述内容が多岐の学術分野にまたがるため、一学術分野の用語集では収録されていない用語がかなり使用されている。またその用語が従来型のどの学術分野に属するか簡単に判断できないこともしばしばおこる。このような事態に対処する一法は、従来型の各学術分野の用語集を手元に揃えることである。これは十指に余る用語集を備えることになる。しかしこれでも新しい、または理解に苦しむ用語がどの分野に属するか容易に発見出できない場合もでてくる。つまりナノ分野の文献を読むには特に慣れない間は用語の検索に耐えがたい時間がかかるのである。編者等はナノ分野の一研究プロジェクトに参画して、特に学生からこのような共通の苦悩を聞くことが多い。この苦悩を少しでも軽減するため、ナノ分野の技術文献で使用される技術用語を従来型の 学術分野の区分にはとらわれずに網羅的に集めた用語集を編纂してはとの発想がでた。本書はその発想の産物である。
 この用語集は単に技術用語を英和および和英方式で検索できるように対比させたものに過ぎず、このような用語集の利用価値を疑問視する向きもあろう。理想的には例えば長期にわたり、世に広く寵用されている岩波理化学辞典に見られるような用語に説明文を付した形態が望ましい。しかしここで収録した約25,000語におよぶ用語は、その総てがナノテクノロジーに係わるとは言い難いが、その大部に簡単な説明文をつけることは、これに要する作業時間や成果物となる辞書の頁数等から考えて現時点ではあまり適切ではないと考えた。またこのような辞典にみられるように、現象、理論や法則等の説明文は比較的つけ易い。しかし動詞や形容詞の説明文は難しく、技術用語辞典類にはあまり記されていない。ここではこれら動詞や形容詞もかなり収録した。第二次世界大戦終結直後より当時の文部省主導のもとに20余にわたる分野でまとめた学術用語集では説明文を入れずに単に英和および和英方式でまとめており、上記の不便さは免れないものの、これら用語集の恩恵に授かった研究者や技術者は恐らく膨大な数にのぼるであろう。ただ、ナノ関連分野では外来語でいわゆる「カタカナ語」がかなり氾濫しており、理解に苦しむ場合も多いと想定し、これらに対しては可能な限り簡単な説明をつけた。その他の基本的な編纂方針として、紙幅の削減を図るため、化合物名を収納することは極力避けたこと、またナノ分野の研究開発に不可欠の先端分析機器に対して、原語名、多用される短縮語名と和訳を併記することに努めたことを付け加えたい。
 先に記したようにナノ領域の研究や開発は地球規模で超高速で進展しており、日々新しい技術用語が誕生している。このような状況下で、この用語集にこれらの新用語を遺漏なく、また遅延することなく加える増補作業や、また現在収録した用語からあまり利用されないものを削除する改訂作業を早急に行わなければならない。さらにナノ分野では異分野の研究者や技術者が共同で研究する場合が多く、この際一つの事象に対して同じ認識を持つよう用語の統一と整理を行う必要もある。このような作業を行い、また改訂を重ね、この用語集がナノテクノロジー分野で標準的な位置を占めることを願いたい。これを基にして近い将来さらに広範な内容を包含し、また説明をつけた用語辞典の刊行を企画したい。いずれにしても世に先駆けて、特にナノテクノロジー分野に新しく参画する研究者や技術者に対して、英文読解力を高めることを支援する目的でまとめた用語集について忌憚のないご意見やご指摘を頂ければ幸いである。
 なお、この用語集の編纂にあたって参照した資料を以下に掲げる。
1.

内容説明

ナノ分野の報文では記述内容が多岐の学術分野にまたがるため、一学術分野の用語集では収録されていない用語がかなり使用されている。また、その用語が従来型のどの学術分野に属するか簡単に判断できないこともしばしばおこる。つまりナノ分野の文献を読むには特に慣れない間は用語の検索に耐えがたい時間がかかるのである。この苦悩を少しでも軽減するため、ナノ分野の技術文献で使用される技術用語を従来型の学術分野の区分にはとらわれずに網羅的に集めた用語集を編纂してはとの発想がでた。本書はその発想の産物である。

著者等紹介

目崎令司[メザキレイジ]
1954年京都大学工学部工業化学科卒業。1961年米国ウイスコンシン大学理学部化学科修士課程修了。1963年米国ウイスコンシン大学工学部化学工学科博士課程修了。1974年三菱化成工業株式会社(現三菱化学株式会社)入社。1993年株式会社三菱総合研究所入社。2001年NEDOナノテクノロジープログラム参画

山口由岐夫[ヤマグチユキオ]
1973年京都大学工学部化学工学科卒業。1975年東京大学大学院化学工学専攻修士課程終了。1975年三菱化成工業株式会社(現三菱化学株式会社)入社。1980年米国マサチュウセッツ工科大学化学工学科大学院留学。2000年東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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