内容説明
空海の修行に由来し、今なお四国に息づく四国遍路は2000年代の今、どのような状況にあるのだろうか。実際に遍路した人の巡拝記や調査したデータ、さらに自らの遍路体験により明らかにする。
目次
第1章 四国遍路巡拝記における「お接待」(四国遍路の「お接待について」;遍路者にとっての「お接待」;「お接待」する側の意識と態度;「お接待」と儀礼;「お接待」の進行局面;「お接待」の継承;現代の「お接待」の状況 まとめにかえて)
第2章 現代の歩き遍路(最適経験としての歩き遍路;歩き遍路の内省;人との交流;歩き遍路を繰り返す人たち;遍路道について;歩き遍路の魅力と不満 まとめにかえて)
第3章 質問紙調査から見る現代の四国遍路(現代の四国遍路の実態;遍路目的と遍路回数;「お接待」と歩き遍路;四国遍路と私事化)
著者等紹介
竹川郁雄[タケカワイクオ]
1956年大阪市生まれ。1980年一橋大学商学部卒業。1990年大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位修得退学。2000年愛媛大学法文学部教授。2004年博士(文学、大阪市立大学大学院)。専門、社会学、集団論、青少年問題(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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四国遍路巡拝記における「お接待」:四国遍路のお接待 遍路者にとってのお接待 お接待する側の意識と態度 お接待と儀礼 お接待の進行局面 お接待の継承 現代のお接待」の状況 現代の歩き遍路:最適経験としての歩き遍路 歩き遍路の内省 人との交流:四国の人の優しさ 遍路仲間との交流 歩き遍路を繰り返す人たち 遍路道について 歩き遍路の魅力と不満 質問紙調査から見る現代の四国遍路:現代の四国遍路の実態 遍路目的と遍路回数 お接待と歩き遍路 四国遍路と私事化:私事化について 宗教の私事化について2021/04/21