内容説明
「孤独とも違ふ重さか檸檬切る」―定型と非定型の間を漂いながら、ゆるやかに流れていく21の詩篇。
目次
渚にて、歌を―夏
渚にて、歌を―秋
歩いていく時間
再び、難破船
決別のときには
言葉と沈黙と
海峡の向こうに
波のフーガ
夏の風と風の色と
流れる 2020
静かに、声
川の向こうにあるもの
無計画な日記
透明な透明な、水
突然の季節
鳥の沈黙
赤い月
旅に出るとき
くるぶしの風
協奏曲の終わりに
まだ続いてゆく
著者等紹介
片山一行[カタヤマイッコウ]
1953年2月愛媛県宇和島市生まれ。日本詩人クラブ、日本現代詩人会会員。現代俳句協会会員。俳誌『銀漢』同人、『麦の会』同人。職業/出版企画編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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