内容説明
このたび本学においては、松山赤十字病院との協力協定により人間健康福祉学部に看護学科が設置されました。また「健康と福祉」をテーマに心の癒しと心の豊かさを求めた都市型の学園づくりを構築する運びとなりました。優れた教育実践を生み出す研究の深化と地域貢献に結びついた教育活動の成果を論文集として発刊することによって、看護・健康・福祉・保育・地域社会などに特化した、新しい地域包括支援体制を担う学園づくりの一助となることを願います。
目次
いやし 隣人を大切にする心(シエナの聖カタリナとキリスト教的愛の実践;土曜日の癒し―キリスト教的安息日を祝うために)
こころ豊かな地域支援活動―愛媛の実践を中心に(地域包括ケアのあり方とその方向性―コミュニティと自然とのつながりを求めて;バチカンと国際ボランティア50年の歩み;高齢者の生活と支援―地域における連携、協働のあり方を中心に;愛媛の退院可能な精神障害者の実態と支援の取り組み;人権意識調査から考察する法的課題と福祉教育;いのちを大切にする心を育てる幼児教育―隣人を愛する心とその実践;ターミナル・ケアと家族支援;愛媛県今治市玉川町鈍川地区「ふれ愛茶屋」でのフットケア活動の取り組みに関する研究―フットケア活動における社会福祉学科学生の学び;松山市の「ふれあい・いきいきサロン」の意義と効果;離島在住高齢者の生活状況について―地方都市との比較を通して)
看護教育のあり方―本学が目指すもの(愛媛県における看護大学教育;日本赤十字社愛媛県支部・松山赤十字看護専門学校における救護員養成と赤十字看護師の「歩み」、そして「歩むべき道」)