出版社内容情報
「表現されているままに読む・作者を知らなくても読める」俳句鑑賞。口ずさむ言葉の魅力とあふれる遊び心で俳句に誘う坪内稔典の百句「表現されているままに読む・作者を知らなくても読める」俳句鑑賞100句シリーズの10冊目。
「たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ」
「桜散るあなたも河馬になりなさい」 等、
「口誦性」と「片言性」に俳句の本質を求める坪内稔典の俳句は、とにかく楽しい。口ずさむ言葉の魅力とあふれる遊び心で俳句の世界に誘う坪内稔典の100句を、彼が率いる俳句グループ「船団の会」の若手俳人たちが、自由自在に鑑賞する。
風光る…秋月祐一/多分だが…秋月祐一/カント氏の…朝倉晴美/佐田岬…朝倉晴美/ 黒猫は…植田かつじ/木にもたれ…植田かつじ/びわ熟れる…内野聖子/秋蝶の…内野聖子/七月の…衛藤夏子/秋の日の…衛藤夏子/エッセイ◆偏愛…山本たくや/雪が来る…おおさわほてる/風花は…おおさわほてる/行く春の…岡 清範/月欠けて…岡 清範/一羽いて……岡野直樹/ころがして…岡野直樹/枯れ野では…小倉喜郎/口あけて…小倉喜郎/波音が…尾上有紀子/ふわふわの…尾上有紀子/エッセイ◆商標…藤井なお子/惜しみなく…川上恭子/今、君は…川上恭子/みんなみんな…川嶋ぱんだ/老犬を…川嶋ぱんだ/象印…紀本直美/睡蓮へ…紀本直美/合歓咲いて…朽木りつ子/N夫人…朽木りつ子/立春や…工藤 惠/立冬や…工藤 惠/エッセイ◆故郷…河野祐子/たんぽぽの…久留島元/こんもりと…久留島元/月光の…黒田さつき/殺人が…黒田さつき/蜂の巣…河野祐子/三月の…河野祐子/柿若葉…近藤千雅/恋人と…近藤千雅/エッセイ◆家族…諸星千綾/秋の穴…佐藤日和太/十月の…佐藤日和太/せりなずな…塩見恵介/松過ぎの…塩見恵介/歳月や…静 誠司/歳月の…静 誠司/愛はなお…鈴木ひさし/びわは水…鈴木ひさし/木の下の…滝波貴史/そうめんと…滝波貴史/エッセイ◆子規…久留島元/夢違…田中俊弥/あの木です…田中俊弥/わいわいも…谷さやん/帰るのは…谷さやん/朝潮が…津田このみ/魚くさい…津田このみ/石蕗…中居由美/走り梅雨…中居由美/エッセイ◆先生…二木千里/葉桜よ…二木千里/バッタとぶ…二木千里/行きさきは…二村典子/がんばるわ…二村典子/草に露…為成暮緒/吾輩は…為成暮緒/猫がいて…原 ゆき/そのことは…原 ゆき/煮こぼれる…藤井なお子/花冷えの…藤井なお子/エッセイ◆モーロク…衛藤夏子/大阪の…藤田亜未/春の坂…藤田亜未/春の風…藤田 俊/春の暮…藤田 俊/弟が…舩井春奈/晩夏晩年…舩井春奈/三月の…星河ひかる/十二月…星河ひかる/エッセイ◆句会…藤田 俊/桜散る…夏冬春秋/君はいま…夏冬春秋/水中の…水木ユヤ/母は病む…水木ユヤ/男来て…三好万美/つわぶきは…三好万美/昼過ぎの…村井敦子/サルビアが…村井敦子/かなかなの…諸星千綾/ゆびきりの…諸星千綾/エッセイ◆恋…衛藤夏子/春の蛇口は…やのかよこ/春昼の…やのかよこ/皐月闇…松永みよこ/船燃える…松永みよこ/鬼百合が…薮田惠津子/日盛りや…薮田惠津子/飯噴いて…藤田 俊/昼過ぎの…藤井なお子/エッセイ◆友情…川嶋ぱんだ/雷雨去り…山本たくや/ひっそりと…山本たくや/父祖は海賊…芳野ヒロユキ/ぶらりと…芳野ヒロユキ/桜散り…若林武史/口あけて……若林武史/石蹴りの…わたなべじゅんこ/塩鯖が…わたなべじゅんこ/坪内稔典略年譜 久留島元 編/あとがき
稔典百句製作委員会[ネンテンヒャックセイサクイインカイ]
執筆者は坪内稔典率いる俳句グループ「船団の会」の若手(20代から50代半ば)たち。藤井なお子・衛藤夏子・藤田俊・久留島元の4名が編集を担当。編集担当者代表・藤井なお子。
内容説明
表現されているままに読む。稔典を知らなくても読める。口ずさむ言葉の魅力とあふれる遊び心で俳句に誘う坪内稔典の100句を鑑賞。
目次
風光る
多分だが
カント氏の
佐田岬
黒猫は
木にもたれ
びわ熟れる
秋蝶の
七月の
秋の日の〔ほか〕
感想・レビュー
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新田新一