内容説明
カワウソ再発見から最後の生息確認に至る５０年の記録。
目次
序章 ニホンカワウソとは
第１章 愛媛の保護史 海にも棲めず
第２章 高知の保護史 川にも棲めず
第３章 カワウソ最後の地を歩く
第４章 どんな生き物だったのか
第５章 滅びの原因
第６章 河童も絶滅 カワウソと人の歴史
終章 かわうそ特区をつくろう
著者等紹介
宮本春樹［ミヤモトハルキ］
１９５７年愛媛県宇和島市生まれ。京都教育大学卒業。現在、愛媛県公立学校教員、日本民俗学会会員。著書に『段畑とイワシからのことづて』（上下巻）（創風社出版、第２２回愛媛出版文化賞受賞）、『はまゆう年代記』（創風社出版、第２４回愛媛出版文化賞受賞）など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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くろじら
2
愛媛県を中心にニホンカワウソの保護活動と絶滅過程を追った内容．著者は民俗学に造詣が深いようで，他の生物学系の人の本とは少しテイストが違うけれど，その分，保全における行政のメンツ，人間関係の問題などの記述が多くて興味深い．若干文章の読みにくい部分もあるが，絶滅危惧種の保全に関心のある人にとっては，一読に値すると思う．2017/10/16
