内容説明
江戸から明治へ―人々の暮らしはどう遷り変わったか。庄屋・田中屋の古文書から読み解く宇和海浦方での明治維新の実際。
目次
第1話 高山浦のかたちと暮らし―幕末村勢要覧(村高と田畑;諸負担 ほか)
第2話 鰯漁の事(浦と網代;新網の乗出しと網代 ほか)
第3話 公のお金の取扱いを巡って―公平、公正、正確の大切さ(村入用の負担;庄屋家計の公私の意識 ほか)
第4話 諸色高値―明治への地鳴り(幕末(享和以後)という時代
銭不足と銀価下落 ほか)
第5話 明治という時代へ―幕末の終わり(相次ぐご一新の変革;次々とご一新の施策が押しかける ほか)
著者等紹介
田中貞輝[タナカサダテル]
1934年西予市明浜町高山生れ。1957年九州大学経済学部卒・伊予銀行入行。取締役宇和島支店長、いよぎん地域経済研究センター社長、松山短期大学教授、愛媛大学地域共同研究センター客員教授を歴任。実家に残る古文書の解読史話シリーズ高山浦幕末覚え書(平成15年から26年までに17号)を自費出版し地元へ配付。現在、NHKカルチャーセンターと愛媛県立図書館で古文書解読講師。『宇和島藩領高山浦幕末覚え書』(愛媛出版文化賞大賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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