内容説明
西南四国、愛媛県三間盆地の岡本家は、至って平凡な旧一庄屋だが、五百年余、永々と村を護り、幾多の試練を乗り越え、いつの時代も、やすらかな子孫であれかしと祈ってきた。この強い絆で結ばれた岡本家の歴史をとおし、西南四国の人びとの生きざまを伝えたい。
目次
前史(岡本家先祖・河野という一族;三間の河野氏;戦国期、戦乱の三間;戦国南予諸将の終末)
本史(能寿寺村組頭岡本家;迫目村庄屋岡本家;維新前後の岡本家;富国強兵・養蚕の時代;昭和戦中戦後の岡本家)
著者等紹介
木下博民[キノシタヒロタミ]
1922年6月、愛媛県宇和島市で生まれる。1940年市立宇和島商業学校卒業。住友鉱業株式会社入社。1942年出征。中国・湖北省、湖南省、東北ハルビンなど大陸を彷徨。1945年実家は宇和島空爆により、吉野生村(現、松野町)へ疎開。1946年復員後、井華鉱業株式会社(住友鉱業株式会社の後身)に復職。1960年日本電気株式会社(NEC)に移籍。1970年NEC分身会社・日電厚生サービス株式会社(現、株式会社NECライベックス)設立と同時に出向。1981年同社専務取締役。1983年NEC分身会社・株式会社日本電気文化センター(現、NEC、メディアプロダクツ株式会社)社長。1989年退任。現在、公益財団法人南豫奨学会顧問、南豫明倫館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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