内容説明
“いのち”や“くらし”の格差や矛盾が拡大する地域社会、“保健医療福祉に関わる私たちが目指すべき方向はどこか”、稲葉峯雄の数多くの提言は、これからの道を示している。
目次
1 老人ホームの暮らしを考える(四季録―亡き母に捧ぐ)
2 愛媛からの伝言(えひめ論壇)
3 教育を語る(父と子の通信 教育へ―ふたつの志)
4 地域住民とともに(草の根の地区組織論;住民の求めている保健婦像)
5 老人と人権(リハビリテーションとは何か―老人から学んだもの;私と人権―石のぬくもりの老人と人権)
著者等紹介
稲葉峯雄[イナバミネオ]
1923年愛媛県生まれ。1952年より23年間、愛媛県職員。社会教育、衛生教育、老人福祉を担当。この間、農村の健康問題をはじめ、家族計画、共同保健計画、地区診断を推進。1977年特別養護老人ホーム・ガリラヤ荘園長に就任。愛媛県老人福祉施設協議会会長。全社協老人福祉施設協議会・調査研究委員長、四国老人福祉学会会長など歴任。退職後、地域福祉をすすめる会会長として活動。1989年今治明徳短期大学教授に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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