内容説明
文字のもつ本質的機能に焦点を当てた学際研究推進の前提として、文字資料を如何にして正確に読み取るのか、また、正確に読み取ることの重要性を明らかにする。
目次
歴史研究と古代四国の出土文字資料
平安貴族の日記にみえる海賊史料
鎌倉時代の古文書を読む―元久二年閏七月日関東下知状の再検討
『史記』の書信を読む
竹簡の秦漢律を読む―労役刑の刑期と文帝の刑法改革
南宋の『臨安志』を読む
モンゴル時代中国の蒙漢合璧碑刻史料を読む
「マニラ公正証書原簿」にみる一八世紀末葉のスペイン領フィリピン社会
古代ギリシア・デルフォイの神託と情報伝達
イギリス地方都市の戦争記念碑
蛇笏の「風鈴」―その文学史的位相
歌舞伎役者の自筆資料について―三代目中村歌右衛門を中心に
植民地の帝国大学像―京城帝国大学と朝鮮大学をめぐる一考察
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