内容説明
子規の影響を受け俳句に魅入られた漱石。『坊っちゃん』の町・松山時代の100句を読む。
目次
将軍の
鐘つけば
乗りながら
馬に二人
明けやすき
風ふれば
稲妻や
夕月や
柳ちる
崖下に〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あいくん
4
☆☆☆夏目漱石は明治28年4月から一年間松山中学で教鞭をとります。小説家になる前は英語教師であり、俳人でした。松山時代の一年間に漱石は七百句の俳句を創っています。松山は正岡子規の故郷ですから、松山で漱石と子規は交流します。道後温泉に一緒に出かけたりもします。漱石は松山での体験をもとに「坊っちゃん」を書いています。作品の中の「ターナー島」は印象深いです。古典をイメージした俳句に惹かれました。※其夜又おぼろなりけり須磨の巻(源氏物語)※雪の日や炬燵をすべる土佐日記(土佐日記)※日は永し三十三間堂長し 2014/08/05
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