内容説明
わたし、法律を教えるエリート大学教授。弟は落ちこぼれのやっかい者、薬物中毒患者。おやじから呼びだされ、兄弟で実家に戻ったところ、おやじはソファの上で死んでいた。三百万ドルもの現金を残して!おやじの生涯の収入をはるかに上回る額である。清貧を貫き、聖人君子のような判事だったおやじがなぜこんな途方もない額を残すことができたのだ!?これはおかしい!何かある!いまだに南北戦争の勝敗にこだわる南部人気質と“おカネが命”の現代人気質を照射したシニカル・サスペンス。最後のどんでん返しは意味深。NYタイムズ連続4週間第1位。
著者等紹介
グリシャム,ジョン[グリシャム,ジョン][Grisham,John]
いま米国でいちばん輝いている作家。「Skipping Christmas」「A Painted House」「The Brethren(裏稼業)」などの著作がある
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Eiji
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実際にあったダメ社員の話。本当にいるのかこんなヤツ。というような話ばかりで、うちの会社なんてまだまだ青いなと思った。まぁ、しかし大なり小なり社員を抱える会社は大変なのだ。2002/12/30
もかすけ
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導入は退屈だけど、一気にとんでもない事態に・・・ 他人事なのにハラハラしてしまう。 自分ならどうするか、想像するのも楽しい。2016/12/10
遊佐
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主人公を呼び出し、謎の大金を残して亡くなった父親。判事の仕事だけでは常識的に稼げない額をどうやって稼いだのか謎のままストーリーが進んでいきます。ギャンブル、袖の下等ヒントになる要素はあるのですが、上巻の段階では全てが謎のままです。また、主人公も大金を死守すべく奮闘しますが、何だか行動が裏目に出そうでハラハラします。続きが気になって仕方ないので下巻をそのまま読もうと思います。2015/01/09
ちょん
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大学教授のレイ・アトリーは父に呼び出されて弟と実家に戻ったところ、父はソファの上で死んでいた。生涯の収入をはるかに上回る額の現金を残して…。南部人気質と現代人気質を照射したシニカル・サスペンスの超訳。 2007/12/31
Taku Kawaguchi
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半分読みました。2021/12/11