出版社内容情報
その対象や体系につき議論の途上にある医事法学に取り組む,「いほうの会」のメンバーによる研究論文集の第3弾。医学の発展は日進月歩であり,その実践である医療の役割もまた,質的に変貌し,人々の医療への要求の高まりとともに増加している。常に揺れ動く「医」と「法」が必然的に出会うこととなる社会生活において,「法」はいかなる理論をもって,異なる専門知識と技術を有する「医」と対峙することとなるのか。
その対象や体系につき議論の途上にある医事法学に取り組む,「いほうの会」のメンバーによる研究論文集の第3弾。
医療過誤訴訟における期待権侵害構成と行為態様評価について/松原孝明
医療過誤訴訟における期待権侵害とその立証――因果関係の立証との関係/長島光一
治療中止における自己決定権の機能について/山本紘之
法医解剖に由来する人体試料の適正な取扱いに向けて――遺族からの返還の求め、研究利用との関係について/辻村(伊藤)貴子
イギリスにおける子どもを対象とする臨床研究に対する議論の変遷/永水裕子
いほうの会[イホウノカイ]
編集
目次
医療過誤訴訟における期待権侵害構成と行為態様評価について
医療過誤訴訟における期待権侵害とその立証―因果関係の立証との関係
治療中止における自己決定権の機能について
法医解剖に由来する人体試料の適正な取扱いに向けて―遺族からの返還の求め、研究利用との関係について
イギリスにおける子どもを対象とする臨床研究に対する議論の変遷