内容説明
何度でもやり直せばいい。子育ても、自分の人生も。映画『みんなの学校』(文部科学省特別選定作品)の木村泰子先生が贈る、「自分を支える何か」がほしい、すべての人へのメッセージ。
目次
1 尋ねる(「お母さん」は、誰にとっても唯一無二の存在です;困っているのは、誰? ほか)
2 変わる(「驕り」を手放そう;自分一人で育てていると思ったら、大間違いです ほか)
3 支える(「困っている子」のお母さんは、みんなで支える;親子であっても、子どもと大人の力関係の「違い」に気づきましょう ほか)
4 見守る(わがままなのは、母親のほう…かもしれない;暴れる場所があって、よかった ほか)
著者等紹介
木村泰子[キムラヤスコ]
大阪府生まれ。武庫川学院女子短期大学体育科(現・武庫川女子大学短期大学部)卒業。大阪市立大空小学校初代校長として、障害の有無にかかわらず、すべての子どもがともに学び合い育ち合う教育に力を注ぐ。その取り組みを描いたドキュメンタリー映画『みんなの学校』は大きな話題を呼び、文部科学省特別選定作品にも選ばれた。2015年に45年間の教員生活を終え、現在は講演活動で全国を飛び回っている。東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター協力研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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本詠み人
26
いま、家族心理学の勉強をしていて気になった本も読んでみた。ご自身の子育てを「母親業大失敗」と言い、学校の先生業を全うした著者さん。すべての母親を包み込むようなあたたかい言葉の数々✨️子育て真っ最中に読みたかったよぉ〜。昨今の子ども関連の問題を見聞きしていると、頑張らない子育ても限度がある気もするが、頑張ってしまう母親には癒しの言葉となるだろう。2024/06/15
ムーミン
21
子ども真ん中社会、と国が打ち出したのは願ってもないチャンス。真の大人の役目について社会全体が考える空気が生まれてくるように、自分のできることに取り組んでいきたい。2024/05/01
ゆうゆう
13
あぁ、こんな言葉をかけてほしかったな。うちの子どもが小さい頃に。今出会えても、少し癒された。だから、ちょっと迷った若い人にはお勧めしたいと思える一冊だった。「正解なんてない。だから、正解のない問いを、問い続けています」そういう子育てをみんなでできる社会であってほしい。2024/12/15
K7☆
4
お母さん業に疲れてきた私にぴったりの本でした! 夏休みが始まり、兄弟喧嘩毎日されるのかーと憂鬱でしたが、わーわーやり合えるのは家が安心できる場所だから、なんでも言える相手だから、安心して大騒ぎしていると書かれていて、なんだかぽかぽかした気持ちに。 スーツケースをすてて、大きな風呂敷をいつでも用意しておきたいなぁと思いました。2024/07/21
ゆうあゆ
1
やっぱりお母さん中心…2024/10/10