出版社内容情報
94歳の家事評論家として人気の著者が27歳当時、戦時下の東京での暮らしを綴った日記。「徹子の部屋」でも話題となった貴重な記録
内容説明
空襲がないようにと願いながら、ふかし芋、肉なし八宝菜、さつま芋をつぶした苦心のケーキを作る。わずかな配給での食の工夫、暮らしの知恵、今を明るく生きる姿勢戦時下の暮らしをつづった日記。
目次
戦時下のくらし
空襲下の不安
身近なところにも空襲が
空襲下でも眠りこけていた
夜中、防火用水の氷を割る
たべものの少ないお正月
決戦施策が発表された
今夜、眠るところがあるように
お酒一升が、私の一ヶ月の給料
たべるものがなくなってきた〔ほか〕
著者等紹介
吉沢久子[ヨシザワヒサコ]
1918年、東京都生まれ。文化学院卒業。速記者となり、文芸評論家・古谷綱武氏の秘書を務め、その後結婚。料理や家事全般の生活評論家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かか
10
昭和19年11月から昭和20年8月迄の当時 吉沢さんが書いていた日記を元に抜粋して本にしたものである。内地に空襲が始まるまでは何とか通常の生活をしようと頑張っているが、東京空襲が始まると、日々 希望が無くなり、無気力になっていく様子がよくわかる。明日 否 一時間後 自分がどうなっているか判らない生活、想像を絶する。無条件降伏の後も 暫くの間は 軍部は 民衆に「軍ハ陸海軍共二健全ナリ、國民ノ後二続クヲ信ズ 宮中尉」等のビラを撒いていた。結局、戦争で一番被害を被るのも民衆であり、利用されるのも民衆なのだ。2015/09/28
りるふぃー
6
常に、いつ死んでもおかしくない状況でジワジワとストレスがかけ続けられていった1年、筆者が、どこかしらけた自暴自棄な気持ちになりつつも、今日を懸命に生きたいという気持ちが伝わる。ラジオの情報だけしかなく、わけの分からない中振り回された時代だが、結局今も、こんなにも情報がありながら、中枢で何が起こっているのかはわからなく、民衆の気持ちは同じだと思った。2026/08/14
うさっぴ
6
戦争は恐ろしい。平和であること、家があること、食べ物があることは幸せだと思った。2015/03/18
ぽて子
4
かつてのアラサーOLの戦中記。興味深く読んだ。梯氏の「女たちの戦争」でも思ったけれど、知りたいのは市井の生活のこと。普段は人の多い通りなのに、空襲警報で真昼間から人がいなくなった空虚な街のくだりが忘れられない。恥ずかしながら、この延長線上の未来に自分が存在するということがまだ実感わかない。だから当時のくらしぶりを知りたいと思うのかもしれないな。2012/10/16
コスモス
3
日記とは言っても、半分仕事として書いたからこその具体性があって、この人の戦時下の暮らしがよく分かる。2018/01/03




