対談集 堀文子粋人に会う

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784860293062
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

画業七十余年。堀文子の対談集。

目次

人生に老後なし 吉行あぐり(美容家)
ムダ話の長電話 山本夏彦(作家)
わが師匠は自然 鈴木治雄(昭和電工名誉会長)
さすらいの風来坊 藤村志保(女優)
響き合う会話 松村友視(作家)・露木(元芸者)
明治の躾 青木玉(随筆家)
自分が自分のパトロンになる 吉行和子(女優)
感性は個に宿る 浅見真州(観世流シテ方)
草や木や風の声 黒田杏子(俳人)
桜の嫁入り 佐野藤右衛門(植藤造園代表)
それぞれの渡欧 岸恵子(女優)
日々変っていく 片岡孝夫(現十五代目片岡仁左衛門・歌舞伎俳優)
情熱よ、どこへ行った 瀬戸内寂聴(作家・僧侶)
風雲に生きる 流政之(彫刻家)
戦争を知らない世代へ 香川京子(女優)
メセナとは文化活動 樋口廣太郎(アサヒビール代表取締役会長)
軽井沢を愛する人々 星野佳路(星野リゾート代表取締役)・裕一(同常務取締役)
孤高の時間 花井幸子(ファッション・デザイナー)
稲妻のごとく 山下洋輔(ピアニスト)
夢の続き 長谷川せい子(「柳生の庄」女将)
出たとこ勝負の潔さ タモリ(タレント)
極微という宇宙 坂田明(サックス奏者)

著者等紹介

堀文子[ホリフミコ]
1918年(大正7年)東京・麹町生まれ。日本画家。40年、女子美術専門学校(現・女子美術大学)卒業。52年、第2回上村松園賞受賞。60年、夫と死別後、エジプトからヨーロッパ、そしてアメリカ、メキシコを3年間放浪。67年、神奈川県大磯へ居を構える。74年、第1回創画展出品。以後創画展を中心に活動。81年、軽井沢にアトリエを持つ。87年、イタリア・トスカーナのアレッツォにアトリエを持つ。同年、第36回神奈川県文化賞受賞。99年、創画会を退会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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3月うさぎᕱ⑅ᕱ゛

27
日本画家の堀文子さんと各界著名人との対談集。とても美しく気品のある言葉遣い、文章、会話力は格調高く、一流の職を極める方々の考え方や歩まれた道など住む世界が違うことをまざまざと突きつけられる様ですが、この世界に触れられたことを幸せに感じるものでした。あとがきにこの本の貴重さを伝える一文があります。何十年かのあとこの対談を読む人は、個性も仕事も違う私達の雑談のなかに、時代とともに消え去ったこの対談の日の日本と、その時代を力強く生きた人々に注目する日がくるかも知れないのだ。2017/04/01

とよぽん

18
堀文子さんが80歳の頃、「婦人画報」の連載で22名の「粋人」と対談した内容を1冊にまとめた本である。文筆家、音楽家、女優、芸術家、実業家などなど各界の著名人との濃い話。対談の場に、読者も同席しているかのように感じられるひとときだった。2019/06/17

algon

1
堀文子氏を知りませんでTVの美術番組でずいぶんユニークなお婆さんだなぁと。言葉は辛らつだけれど雰囲気にコミカルなところがありしかし凛としている。人となりを知りたく対談集を読みました。師も友も弟子も持たず、頼らず群れず好かれずを旨として一人歩きを続けてきた・・・しかし対談では見事な山の手言葉を駆使しながら気さくな語らいに終始している。歌舞伎役者の前ではただのおばちゃんだし(笑) 遅まきながら見事な人物を知りました。2016/01/06

panmilウエンディ

0
一人一人は面白いのだが、全体としては印象がばらけてしまい、意外と印象に残りませんでした。2016/06/03

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