レニ・リーフェンシュタールの嘘と真実

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レニ・リーフェンシュタールの嘘と真実

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  • サイズ B6判/ページ数 535p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784860292997
  • NDC分類 778.234
  • Cコード C0022

内容説明

1902年、ベルリンに生まれ、2003年、101歳でその生涯をとじたレニ。ダンサー、女優、世界初の女性映画監督として華々しい名声を得るも、戦後は一転、ヒトラーの協力者という悪評がついてまわり、長きにわたって世論と闘いつづけた。徹底した取材と資料集めによって、その嘘と真実が白日のもとに。ナチス信者の汚名と闘いつづけたその生涯を、80点の写真とともにたどる。

目次

第1部 野心(ダンスへの熱狂;デビュー;映画界へ;燃える野望;売り込み作戦;女性映画監督)
第2部 栄達(ヒトラーとの対面;ターニング・ポイント;芸術監督として;ヒトラー映画の完成;プロパガンダの手段;ドイツで最も有名な女性に)
第3部 余波(戦時下の困難;一つの時代の終わり;ナチの同調者;生存者;カムバック;幸運と男たちの目;ラスト・ピクチャー・ショー;終焉のとき)

著者等紹介

バック,スティーヴン[バック,スティーヴン][Bach,Steven]
これまでにMarlene Dietrich:Life and Legend(邦訳『マレーネ・ディートリッヒ』ベネッセ刊)とDazzler.The Life and Times of Moss Hartの2冊の伝記を著している。ユナイテッド・アーティスツのプロデューサーとして世界的に活動し、同社で手がけた映画には『レイジング・ブル』、『フランス軍中尉の女』、『天国の門』などがある。『天国の門』の製作過程の内幕を描いた『ファイナル・カット』(筑摩書房)はベストセラーになった。ベニントン・カレッジとコロンビア大学で教鞭をとり、ニューイングランドとヨーロッパを行き来したが、2009年3月、70歳で逝去

野中邦子[ノナカクニコ]
1950年、東京都生まれ。多摩美術大学絵画科卒業。出版社勤務を経て、フリーの編集者から翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

6
レニの自伝『回想』をポジだとすれば、スティーヴン・バックが描く本書はネガと言える。バックは、レニの虚言を徹底的に暴き、彼女の生き方そのものを否定する。確かに『回想』におけるレニの記述は、自伝にありがちな記憶の美化と、自己肯定に終始した印象があった。バックが言うように、レニの被害者然とした姿勢は、違和感を抱かせるに充分だ。しかし、だからといって、彼女のすべてを否定する動機にはならない。なぜなら、バックが嫌悪する彼女の強烈な自我は、ある意味彼女自身をも苦しめたように思えるからだ。(つづく)2010/10/20

Gen Kato

2
才能ある女(『オリンピア』は観た。好き嫌いはともかく見事だった。マラソンの場面は日本の過去をまざまざ見せつけられてつらい)が最悪な形で政治と権力に関わってしまったんだな、と思う。フィルムを繋ぎ合わせて美しさと同時に「事実」らしさを産んでしまう快感を覚えてしまった彼女が、自分の人生をも「編集」してしまうのは無理もないのか。2020/04/18

ひとみ

2
ヒトラーの保護のもと、自分の美意識や芸術にこだわり抜いて『オリンピア』や『意思の力』を撮りはしたが、その姿勢を戦後問われ続けた女性映画監督レニ・リーフェンシュタールに関するノンフィクション。自分の作りたいものを作るためなら妥協しないというと聞こえはいいが、泣き落としも色仕掛けも駆使して思い通りにならないとヒステリーを起こすレニの印象は率直にいうとよくはない。が、ワイマール共和国から続くマッチョな体質の業界がそれを許した側面もありそう。著者が重きをおいている収容所のロマたちを撮影に協力させた事実は重い2019/10/10

ぴぃおう

2
ヒットラーのお抱え女性映画監督であったレニ・リーフェンシュタールの人生録。自伝よりは客観的に書かれてる方ではないかと。読めば読むほど、レニは性格悪くて自意識が強くて我侭で絶対お友達にはなれないなあと思うんだけど、そのエネルギッシュな生き方には惹かれずにはいられない。この本の主題としては「果たして芸術のために誰かを犠牲にすることは正しいのだろうか?」というところにあるんだけど、じゃあ「あの時代に正しく生きられた人が一体どれだけいたんだろう?」と。

Baron

1
何か物事を成すバイタリティ溢れる人間とは、レニみたいな女性のことをいうのだろう。 女性蔑視が強かった20世紀初頭、しかもナチス政権下でヒトラーに大抜擢され、映画監督としての栄光を手にしたレニ。 良くも悪くも彼女は自分の欲望に忠実で、他人を利用することを意に介さず、強烈な自我と個性の持ち主だった。 それゆえに、大戦後は周囲から批判の目に晒されることになったのだけれど……。個人としてはお近づきになりたくないタイプの人間だが、彼女のようなエネルギッシュさには興味を惹かれるものがある。2014/05/27

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