内容説明
これだけは見ておきたい200本を精選。その見どころ、楽しみどころも解説。
目次
1 映画の誕生とアヴァンギャルド
2 フランス映画の黄金時代―詩的レアリスム
3 天才と巨人―ヴィゴとルノワール
4 占領と解放―一九四〇年代の光と影
5 個性的な映画作家たち
6 フィルム・ノワールとその周辺
7 映画の革命―ヌーヴェル・ヴァーグと六〇年代
8 多様化の時代―七〇年代
9 新たな技巧主義―フランス映画の現在
著者等紹介
中条省平[チュウジョウショウヘイ]
1954年神奈川県生まれ。学習院大学フランス文学科教授。パリ大学文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白黒豆黄昏ぞんび
11
約一世紀に渡るフランス映画をサクッと紹介。ここに載ってる映画はそれほどたくさん観てないんだけれども、「天井桟敷の人々」「裁きは終りぬ」「地下鉄のザジ」など、どれも印象深い作品ばかりだった。一筋縄でなくひねりの効いたフランス映画はわたし向きかも。観たい映画がまた増えてしまった!2012/07/06
FK
2
文字通りフランス映画史の梗概と言えるか。それでも200本に収めるのは大変だったろう。見開き2ページで一本の映画が紹介されている。惜しむらくは、映画の原題が基本的には紹介されていないことだ。それとこれは過大な要望になるかもしれないが、俳優の索引も欲しかった。「監督別索引」はあるのだが。細かい事で揚げ足を取るようだが、俳優の名前で本文には「ミシェル・ピコリ」とあるのが、本文末尾の映画のデータ欄には「ミシェル・ピッコリ」と。ちなみに私が観ているのは60本あまり。2020/12/24
辻本 敏久
1
とりあえずエマニエル夫人。2023/04/16
ハンギ
0
やや高いな(2400円也)と感じるけれど、フランス映画についての情報が詰まった本です。フランス映画はアメリカ映画と比べて視聴機会が少ないので貴重でした。欠点としては、解説がやや無感動で、表現の幅が乏しかったこと。お急ぎで書かれたのでしょうか。また、場面の写真なども一緒に掲載されていますが、あまり解説の内容とはリンクしておらず、もったいないと感じました。そもそもなぜ200本のフランス映画を抜き出したのか。半分くらいにして、値段も安くすれば普及版になったと思うと残念です。2015/12/12
ロバーツ
0
漸く読了。次は文庫版を読みたい。2024/08/16