ものみな映画で終わる―花田清輝映画論集

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  • サイズ A5判/ページ数 357p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784860292218
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0074

内容説明

今、よみがえる伝説のエッセイスト花田清輝!時代を手厳しく批評し、安部公房、澁澤龍彦、松本俊夫ら後続世代に多大な影響を及ぼした稀代の名文家の映画論集。

目次

第1章 ファルスはどこへいったか(魔法の馬;二〇年代の「アヴァンギャルド」 ほか)
第2章 ミュージカルとアヴァンギャルド(三人のチャップリン;プロメトイス伝説 ほか)
第3章 無邪気な絶望者たちへ(マリリン・モンロー論;ミッツイ・ゲイナー論 ほか)
第4章 埋没の精神(犬もあるけば;隅の隠居 ほか)
第5章 未来はわれらのもの(橋蔵の歩むべき道;スクリーン・ステージ ほか)

著者等紹介

花田清輝[ハナダキヨテル]
明治42年、福岡県生まれ。文芸評論家、小説家、劇作家。京都大学英文科中退。戦時中に書き継がれ、昭和21年に刊行した『復興期の精神』は、大胆な発想と強靱なレトリックで文化再生の可能性を論じ、戦後の評論界に衝撃を与えた。埴谷雄高、岡本太郎らと「夜の会」を作り、活動。映画、TV、演劇にも注目し、新しい大衆概念に基づくアヴァンギャルド芸術を提唱し、安部公房、松本俊夫をはじめ後続の世代に絶大な影響を与えた。昭和49年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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