田宮二郎、壮絶!―いざ帰りなん、映画黄金の刻へ

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田宮二郎、壮絶!―いざ帰りなん、映画黄金の刻へ

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  • サイズ B6判/ページ数 429p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784860291723
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0095

内容説明

田宮二郎は、なぜ生き急いだのか。43年の生涯になぜ自ら幕を閉じなければならなかったのだろうか。銀幕の時代からテレビの時代へと…。共に駆け抜けた同士だからこそ書けた迫真のノンフィクション。

目次

序章 今、なぜ田宮二郎なのか
第1章 田宮二郎と私(映画斜陽の中で;城戸四郎の新方針;三嶋与四治の戦略;スター争奪;田宮二郎復活;男性映画大作『人生劇場』)
第2章 田宮二郎という男(生い立ち;俳優修業;遅れてきた映画俳優;チャンスは三度;巡りきた春;ステップの時;ジャンプの時がきた;はまり役財前五郎;ジャンプの後に;今は耐える時)
第3章 映画人間の旅路(田宮二郎と三嶋軍団;男性路線第二弾;テレビドラマへの軸足;三嶋軍団の栄光と崩壊;テレビの軍門に降る;連続テレビドラマ;連続テレビドラマ初体験;田宮爆発;その後の一夜)
第4章 田宮二郎の曲り道(曲り道;『白い荒野』スタート;新空港ドラマ;田宮が田宮でなくなった;遠くなった田宮;『白い巨塔』始まる;放映開始;最後の電話)
第5章 男の生き様と死に様(一本の電話から;事業に乗り出す;夫婦間の亀裂;トンガ行き;仕掛けられた罠;恐怖の躁鬱病;『白い巨塔』の放映始まる;躁から鬱に;死を思っていたのかも知れない;それからの日々;おまえに;死・その日;男の死の美学;結び)

著者等紹介

升本喜年[マスモトキネン]
本名・のぶとし。1929年生まれ。熊本県玉名市出身。日本大学芸術学部(映画学科)、早稲田大学大学院(演劇学専攻)卒。1954年、松竹大船撮影所入社。映画プロデューサー、映画本部製作本部企画室長、テレビ部プロデューサー、松竹シナリオ研究所所長、松竹映像株式会社取締役(事業部門担当)を歴任。1989年、松竹退社。株式会社梟雄舎設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タカラ~ム

9
俳優田宮二郎のスタートしての栄華と転落の人生を間近で見ていた映画、ドラマプロデューサーである著者が記した骨太のノンフィクション。『壮絶!』というタイトルがその短くて濃厚な彼の役者人生を表している。私自身はリアルタイムで映画やドラマをみたことはないが、いろいろな俳優で何回もドラマ化されている「白い巨塔」などは、その都度田宮二郎の名前があがってくるので印象に残っている。猟銃自殺という衝撃の最期を迎える至った彼の苦悩とはなんだったのか。人はこうして壊れていくのだと考えさせられた。2020/07/30

tsukamg

2
大映時代、松竹映画出演時代、テレビドラマ時代を網羅し、『田宮二郎の真相』で足りなかった部分をぴったり補っている。著者は田宮二郎と直接関わりがあった人物なので、思い入れがある分だけ客観性に乏しくなるきらいはあるが、思い入れがない分、スキャンダルの残飯あさりみたいなところがあった『真相』よりは、こちらの方が田宮ファンにはありがたい。本書でも自殺のことに触れているが、双極性障害についてほとんど知られていなかった当時、田宮二郎の苦境はいかばかりであったかと、同情を禁じ得なくさせる内容になっている。2024/08/31

👀

1
いったん相手を信じたら同化してしまうタイプだったとある。没後の第三者の分析なので話半分だけど、自分も気をつけようという意外な感想。2025/03/15

Arata Kondo

1
『クイズ・タイムショック』も『白い巨塔』も好きだった者にとって、彼の自殺ほど哀しい事実はなかった。 でも、あえて不謹慎なことを言わせて貰えば、彼はああいう最後を遂げざるを得なかった。あれが必然だった。だからこそ輝けた。 今更ながら哀しい。2014/03/02

Summy

1
蔵書再読。全部ではなく気になるところだけちょい読みしたのでメモ。三年ぶりくらい?ファンなんですよ…。2012/05/03

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