内容説明
高橋和の将棋普及の旅!人気の女流棋士・高橋和が観戦記者・田辺忠幸、写真師・弦巻勝、『将棋世界』編集長・大崎善生の親父三人組と、はるかなるヨーロッパへと…。
目次
やまとの大和路
岩手の岩に崩れる激流の上
和を以て貴しと為す
六五回目のクンプレアニョス
マガジンハウス襲撃
盤・石の里、日向へ
風とともに瀬戸内海を渡る
清き流の流れでうにくら丼
大いなる旅の始まり
ここはベルギー、ビールの国
そして、彼女の旅は続く…
クッバイ ロンドン
著者等紹介
田辺忠幸[タナベタダユキ]
1931年、東京都に生まれる。56年、共同通信の記者となり、59年から運動部で相撲、柔道、将棋、囲碁などを担当、将棋観戦記を執筆。74年、「棋王戦」創設に参画、運営に当たる。その後、大阪支社運動部長などを歴任し、91年に定年退職するが、フリーの観戦記者として活動。97年に将棋ペンクラブ大賞、2002年には大山康晴賞を受賞
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感想・レビュー
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沈丁花
1
一昔前のおじさんぽい文章で、てっきり素人が書いたのかと思ったら、元共同通信の記者だった。失礼しました。確かに、必要最低限のことが簡潔に書かれているという部分は、記者としてはいいのかもしれない。将棋のルールを知らないわたしには、読める部分は限られていた。高橋和さんて、すごい才女なんですね。女流棋士であるだけでなく、英語が話せて翻訳もできる。それが普通のことのようにサラリと書かれている。欧州、特にオランダに行ってみたくなった。2025/01/19
hatobuesou☆
0
大崎さんの本を探していて、見つけた大崎さん関連の本。高橋和女流のキュートさが際だっています。周りにいるおじさん方がファンになってしまうのも、とてもうなずけました。この後に、大崎さんとご結婚なさったんですね。なんか微笑ましいです。指導対局というものがよくわかる本でした。2025/01/05