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内容説明
都会の慌ただしい生活を逃れ、故郷へ帰ってきたアルヤは、湖畔のサウナで心身の疲れを癒しながら物思いに耽る。サウナのすばらしさ、サウナにまつわるさまざまな思い出と逸話、そしてフィンランドに伝わる叙事詩「カレワラ」について…。サウナとカレワラ神話を介して、現在と過去、現実と幻想が交錯する。フィンランドの歌姫、アルヤ・サイヨンマーが、「サウナ」に癒され、「カレワラ神話」に思いを馳せる、詩的で幻想的なエッセイ。Millionere Rosor(「百万本のバラ」のフィンランド語版)ほか、本邦初公開、アルヤのヒットナンバー3曲入りのCD付き。
目次
世界から、故郷へ
ゆっくりと歩く
サウナ神話の小径
雌オオカミと神話を孕んだ女
神話・儀式・数え切れないサウナ
サウナの誕生
境界線に立つ
公共サウナ
キウアスの誕生
誘惑の入り口〔ほか〕
著者等紹介
サイヨンマー,アルヤ[サイヨンマー,アルヤ][Saijonmaa,Arja]
1965年に歌手としてデビューして以来、これまでに26枚のアルバムを発表。クラシックからポピュラー・ソングまで、幅広く活躍している。また、フィンランド・タンゴという新しい音楽ジャンルも開拓し、ヨーロッパだけではなく、アメリカのブロードウェイやヴィレッジ・ゲイトにも出演し、好評を博す。幅広いレパートリーを持ち、フィンランドの民謡や北欧調の現代音楽、サルサなどのラテン音楽なども手掛けている。とくにギリシャの音楽家ミキス・テオドラキスと深い親交があり、たびたび彼と共演し、世界的な公演を行っている。また、ヒューマニタリアンの運動の一環として、数多くのコンサートを開催している。ゴルバチョフ元ソ連大統領がペレストロイカを発表した1982年のモスクワ平和会議にスペシャルゲストとして招待され、特別コンサートを行った。スウェーデンの元首相オロフ・パルメの葬儀(1988年)や、ドイツの元首相ウィリー・ブラントの葬儀(1992年)ではレクイエムを歌った。国連の平和活動の一環としても、たびたびコンサートを開催。1987年には、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)親善大使にも選ばれている
森平慶司[モリヒラケイジ]
1950年山口県生まれ。同志社大学卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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