水甕叢書<br> 八月の耳 - 歌集

水甕叢書
八月の耳 - 歌集

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784860239077

感想・レビュー

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わいほす(noririn_papa)

8
最新の聖書協会共同訳聖書の詩篇の和訳にも携わったカトリックの歌人。私より一回り上の団塊の世代で、歌にもその片鱗が随所に垣間見える。「自由の鐘孫文の写真リサール像 独立解放まだ得ぬわれら」と日比谷公園でも見るところが違う(笑)。長崎にて「被曝せしマリア像の目穿たれてなほも仰ぐ目われを離さず」。この章のタイトルが「カミナシセツ」となって、隠れキリシタンが四旬節をそう呼んだとあるけれど「カナシミセツ」ではないだろうか。「六月を風待ち月と書き換へてローマの友への便りを結ぶ」こういう肩肘張らない歌が好き。2021/08/30

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