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P-vine books
食の職―小さなお店ベルクの発想

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784860204020
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0034

内容説明

1万人以上が立ち退き反対署名した驚異のお店の副店長が、社員&職人とともに書き下ろした1冊。

目次

プロローグ 食で生きる(食とお金儲け;ベストテンな味だけでいいの?;店は自分でやるもの;プロでもなく、アマでもなく)
1章 お店の味をつくる(ベルクの味はどうやって生まれるのか?;ただのビールが美味しいわけは?;味の輝きを保つのは40人のスタッフ・アルバイト;15坪という逆境が生んだ知恵と工夫)
2章 職人さんと「味」でつながる―3大職人の仕事術(町の天才を探そう!;コーヒー職人の豊かさ;ソーセージ職人の眼力;パン職人の哲学)
3章 お店は表現だ!(味には「形」がある;食と健康;料理と表現;お店に学ぶ)

著者等紹介

迫川尚子[サコカワナオコ]
ベルク副店長。写真家。種子島生まれ。女子美術短期大学服飾デザイン科、現代写真研究所卒業。テキスタイルデザイン、絵本美術出版の編集を経て、1990年から「BEER&CAFE BERG(ベルク)」の共同経営に参加。商品開発や人事を担当。きき酒師、調理師、アート・ナビゲーターの資格を持つ。日本外国特派員協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

11
「置かれた場所で咲きなさい」が店の運命。場所から生じる制約条件をクリアし、自分らしさを出す差別化・集中化マーケティングが勝負。「こだわる」という言葉で表現されるが、最近は、乱用され、インパクトもメッセージ性もなくなった。顧客にとって価値があり、他に簡単に真似されず、自らの力で継続的に発揮されなければ、競争優位となる「こだわり」にはならない。狭小店舗での多メニュー。それは、意外にも制約条件をクリアし、さらにそれを生かし、越えようとする努力の過程で生じている。大家さんとの退去問題を乗り越えて頑張って欲しい。2014/01/17

なつ

9
「インディーズ=個人経営」この発想めっちゃいい!と思った。迫川さんの「明快にできることはなるべく明快にしよう」これ、わたしも一緒。「体験してみないと分からないものは勇気が必要。コンセプトや見た目でごまかせないから。ただインパクトが大きいなら、一度定着すれば、エヴァーグリーンな商品となる」エヴァーグリーンは常緑、不朽という意味。いいな、evergreen。「DIY=Do it yourself=自分で何とかする」&「セッション」。DIYとセッションを繰り返しながら、大切な人と共に生きたい。そこに辿り着いた。2015/09/02

Mari Kobayashi

4
こだわりを持って、それがその人の考えのすべての中心で、何をしててもそれに結びついちゃうみたいな核が大切なんだなと思った。そうすれば、きっと世の中で生き生き働いてる人皆と対等に話ができるんだと思う。扱っているものがなんであれ、それによって得られる対価に差こそあれ。私にとって核になるのってなんだろなー。そろそろそういうの見つかり始めても良いのでは?と思う。そして、飲食をやるのを舐めちゃいけないというのは感じた。あとは、何するにも美大の人ってすごいの??作者が女子美の人でした。アートと食の繋がりも、最近きになる2012/08/21

ミュンヘン

3
ベルク好きにはもーとにかく食欲が刺激される本。ああ~ソーセージ食べたい、ハム食べたい、ポークアスピック食べたい、レバー食べたい!ってもんどり打ちながら読了。どの食べ物にもホント情熱注いで心血注いでる人たちが出てくるんだもの、美味しくないはずがないよ。パンの釜が変わっただけでわかったどころか、ビールの製造が工場移転で釜が新品になったのまでわかってしまうなんて、凄い…。そしてそれを図面で説明できるのもすごい。私も自分が味わっているものを、図で説明してみたいな、できるかな。2011/09/01

you1oyaji

3
人間は食べなくては生きていけない。そして食べたものによって自分の体が形づくられる。だから、どんなものを食べるかってことはとても重要なことだ。でも、あまりに日常的なことゆえ、ついつい安さや手軽さに流されてしまいがちだ。でも、この本を読むと、そんな自分の安易さを反省させられる。ベルクの、そして関わっている職人さんたちの食に対する真摯な姿勢に心を打たれる。 2011/04/01

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