内容説明
すべての偉大な音楽には生まれ故郷がある。本書は、音楽の天才と魔法のような空間が一体となって、この上なくエキサイティングなレコードを生みだした伝説的なスタジオの物語をお伝えする1冊。
目次
キャピトル・スタジオ―ポップの王者
ユナイテッド・ウエスタン・レコーダーズ―ハリウッド・スウィンギン
サンセット・サウンド―ストレンジ・デイズ
RCAスタジオB―1000のヒットが生まれた場所
スタックス―メンフィス・ソウル・シチュー
サン・スタジオ―反逆児たちのメッカ
J&M―コジモズ・ファクトリー
チェス―レコード通りの王族
ユニヴァーサル―ウィンディ・シティ・ソウル
モータウン―ヘビの穴〔ほか〕
著者等紹介
コーガン,ジム[コーガン,ジム][Cogan,Jim]
エンジニア/プロデューサー。サウンドトラックやコマーシャル、ジャズのアルバムなどで高い評価を得る。現在、シカゴのコロンビア大学で教鞭を取るほかに、オーディオ関連の刊行物やAP通信にも寄稿している。ウィスコンシン州在住
クラーク,ウィリアム[クラーク,ウィリアム][Clark,William]
劇作家であり、ソングライター。受賞経験のある作家でもある。現在、ゴールデンタイムのTVシリーズの脚本を執筆中。生来の音楽好きで、ワシントン近郊に暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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doji
0
当時のミュージシャンの伝説にふれる機会は多かったけれど、伝説のエンジニアについて書かれているのは初めて読んだ。どれも音楽への情熱が、まだ産業として夢のようなビッグビジネスのはじまりだった時代の躍動感と一緒に描かれていて、読んでいてとてもたのしい。それにしてもぼくとしてはブライアン・ウィルソン、ドアーズの逸話がとてもよかった。2017/12/10
emerkita
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もちろん勉強資料として読んだのだけど、予算の少ないスタジオほどその設立ストーリーも面白く感じたのはなぜ?僕の好み?2013/10/04
qoop
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50〜70年代ポピュラーミュージックに関する逸話の洪水で、当時の音楽業界の空気がダイレクトに伝わってくる。エンジニアはみんな幸福なるワーカホリックだった...と誤解してしまう程、面白そうな雰囲気だ。2009/08/25