内容説明
天才音楽家アンソロジーCDのライナーノーツ形式で綴られる21世紀版『アマデウス』。
著者等紹介
ミラー,クリストファー[ミラー,クリストファー][Miller,Cristopher]
ニューヨーク市で生まれ、クリーブランド、シアトル、ポートランド、オレゴン、セントルイスなどを転々として育つ。コロンビア大学とワシントン大学で哲学と文学を学んだ後、心の病に苦しむ人の自立を支援する団体や、ホームレス・センターなどで働いた経験を持つ。2002年に『ピアニストは二度死ぬ』でデビューするや、世界中で評判を呼んだ。ブルックリン在住
石原未奈子[イシハラミナコ]
広島県出身。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒業。編集プロダクションと外資系メーカーでの勤務を経て、2001年に翻訳学校ユニカレッジ入学。加藤洋子氏、小川隆氏に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐久間なす
26
天才音楽家サイモン・シルバーが作った楽曲を集めたCDボックスに付属されているライナーノーツ形式で書かれている小説です。 実際にこれが買ったCDボックスにライナーノーツとして付いてきたらと考えるとげんなりしますが、小説としては斬新でとても面白かったです。2012/09/13
りっか
0
小説としてはよく書けてるけど、CDのライナーノーツなのに作家が自分の人生を語りまくったりしていてこれが本当に存在するものだったら購入者はさぞかし怒るだろうというような内容。後半は謎解きなども発生してきてミステリー要素も。2006/12/22
とし
0
正直最後まで面白味を感じることが出来ず、全くはまらなかった。 一生食うに困らないほどの金を持った”自称”天才作曲家が自伝を執筆依頼をすることから始まるのだが、どんな家庭でも多少の衝突や苦労はあるし、(たとえ売れない芸術家だとしても)産みの苦しみもあるだろうから、それをつらつらと書き連ねられても普通過ぎて何の感情もわかなかった。2022/12/23