内容説明
それほど遠くない昔、韓国(現在の北朝鮮を含む)を統治した日本。日本人の広げる黒い傘の下に韓国人たちは何を考え、どう生きたのか。政治指導者・エリート層ではない、一般庶民への聞き書きから鮮やかに浮かびあがる、日本の一部にされた国民の偽らざる心情。竹島問題になぜあれほど彼らは激高するのか…人の一生と国の向かう道を深く思う。
目次
変化の訪れ
第1部 選択による変化(独立への叫び;人生を変えた地図―ホン・ウルス;教育の選択;針の穴を通り抜けて―カン・ビョンジュ;実業への挑戦;夢と消えたカナダ行き―イ・オクヒョン)
第2部 威圧による変化(履歴に残された赤い線―イ・ハジョン;受身の抵抗;特高と夕食をともに―ユ・ヘギョン;日本人になること;神戸造船所への派遣―チョン・ジェス;心ならずも戦争に協力;朝鮮万歳―永遠に)
著者等紹介
カン,ヒルディ[カン,ヒルディ][Kang,Hildi]
カリフォルニア大学バークレー校卒、同校コリア研究センターのリサーチ・スカラー。在米コリアンの大家族の長男と結婚。朝鮮半島の歴史をライフワークとし、雑誌記事や子供のための歴史小説の執筆、朝鮮半島に関する研究会での講演活動などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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bassman_tubacca
1
証言というのは非常に大事であるが、人の記憶というものは結構あてにならない部分もあると思う。思い出すことで、あいまいな内容のことは脳が作ってしまうんじゃないかな。やはり、エビデンスを提示しながら議論すべきであって、一方的な意見だけを題材にすべきではないなと思う。そんな気がした。 2021/03/08
アブストラ
0
著者は在米韓国人二世と結婚したアメリカ人女性。義理の父が日本統治時代の韓国での暮らしを明るく語っていることに気づいて、当時の韓国について在米韓国人一世への聞き取り調査を始めた。「南京虐殺を見た」と言い張るいかにもな反日韓国人もいますが(戦死体かもしれないものを見ただけで虐殺と断定している)、ほとんどの韓国人は「差別なんて少しも感じなかった。」「給料が使い切れなくて本を買いまくった」といった証言をしている。男子にいじめられて学校に来れない女子生徒たちのために毎日自宅訪問してまわった日本人教師の話が印象深い。




