内容説明
旭山動物園のものづくりのしくみを具体的にご紹介します。旭山動物園がかたちづくられて行った経過やエピソードを具体的に紹介しつつ、どうしてそれが可能になったのかについてもさぐって行く構成です。行ったことのない人もできあがりを空想できるよう各々にスケッチ画をつけました。どこか夢を含んだ佇まいの旭山動物園。若木信吾氏による印象的な写真がたくさん掲載されています。旭山動物園の活動を支えている基本計画について詳しく、わかりやすく紹介しました。
目次
旭山動物園がやりはじめたこと（こども牧場；ととりの村；もうじゅう館；さる山 ほか）
旭山動物園が考えたこと―未来へつづく基本計画書
旭山動物園への訪れ方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じじちょん
4
旭川動物園の改築時のエピソードや当時の設計案なども盛り込んだ写真集。お客さん目線や飼育・管理面で動物園としてどんなことができるのか試行錯誤した記録が載っている。知った上で完成された写真を見るとすごく納得する。2024/06/30
ルキシュ
3
凄く良かった。動物園とは何か、何のために日本で暮らしているのか…考えさせられました。見る私たちだけではなく、そこで暮らす動物のことを考えて展示しているのがよくわかりました。2015/05/22
読書会
0
どうぶつ本来の姿が見られると評判の旭山動物園。（行ったことはないけれど）どうぶつ達が生き生きとするための様々な試みに感心。だけど、それは園長が10年以上あたためていた計画があるからこそ。社会に対する動物園の有り方まで言及している、巻末の計画書が見ものです。2011/11/24
