感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
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貧困と生活問題に対して、セツルメント活動や社会福祉協議会などの地域福祉を担う人たちが、どのように担い、どのような課程を得てこんにちに至るのかを研究した本です。その中では、「人格的交流」や「住民主体」などがキーワードとして出てきます。筆者は、社会福祉を担う側が貧困や生活問題に対して「身につまされる思い」がめばえ、住民とともに福祉活動を発展させていくことの重要性を述べています。また、福祉を担う側の「価値観が変わること」の重要性も述べています。福祉を個人責任に転嫁しない視点は大切だと思いました。2015/01/02