内容説明
幼稚園教育要領や保育所保育指針における「表現」は、ほかの領域と密接な関係をもつことを前提としながら、乳幼児期にその基礎を培うことの重要性が述べられています。表現は単に造形や音楽のことをいうのではなく、子どもが生活するなかで自分を表現する力を養い、感性を磨き、創造性を育てていくことなのです。本書では、こうした表現の考え方に基づきながら、造形的表現を通して子どもが育つことの大切さについて述べています。乳幼児の造形活動の発達やそれに対する保育者の援助などについて、わかりやすく丁寧に解説しています。また、教材や技法についても具体的に示しています。保育を学ぶ人たちはもちろん、幼稚園や保育所などで保育を実践している保育者や子どもの表現活動にかかわっている方々にも読んでいただきたいものです。
目次
第1章 幼稚園・保育所における表現
第2章 私たちを取り巻く「表現」
第3章 子どもの造形活動の発達
第4章 子どもの表現と援助
第5章 表現を育てる遊び
第6章 表現を育てる材料や道具
付録 表現のための基本技法
著者等紹介
清原知二[キヨハラトモジ]
聖和大学短期大学部
中川香子[ナカガワキョウコ]
聖和大学短期大学部
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