出版社内容情報
今、よみがえる昭和史の記録。
市井の歴史研究者である編著者の父は、
「昭和天皇の地下壕」築城(工事)に従事した工兵将校であった。
昭和天皇はその地下壕で「聖断」を下し八月一五日を迎える――。
危急が迫る戦局の中で陸軍省や宮内省は玉体を護るべく、
いかに苦慮したか。
一 天皇の防空施設 その必要性と経緯
(1)天皇の緊急避難所
(2)極東ソ連軍航空兵力の脅威
(3)御文庫
(4)御文庫附属室―大本営会議室(地下壕)
二 三種類の防空施設
(1)皇居の防空対策
(2)宮内省第二期庁舎地下(いわゆる金庫室)
(3)(吹上)御文庫地下二階(いわゆる御文庫)
(4)大本営会議室(地下壕)(いわゆる御文庫附属室)
三 それぞれの使われ方
(1)宮内省第二期庁舎
(2)御文庫
(3)御文庫附属室
(4)昭和二〇年八月
(5)その他の特記事項
四 付記
(1)御文庫のその後
(2)空襲避難のこぼれ話
(3)映画「日本のいちばん長い日」
五 参考資料
(1)米軍側の宮城資料
(2)御文庫の南庭で撮影されたと思われる昭和天皇ご一家
(3)昭和二〇年八月二八日空中から撮影された御文庫の全景
(4)平成二七年八月一日 宮内庁公表資料
梶原 真悟[カジワラ シンゴ]
著・文・その他/編集
目次
1 天皇の防空施設 その必要性と経緯(天皇の緊急避難所;極東ソ連軍航空兵力の脅威;御文庫;御文庫附属室―大本営会議室(地下壕))
2 三種類の防空施設(皇居の防空対策;宮内省第二期庁舎地下(いわゆる金庫室)
(吹上)御文庫地下二階(いわゆる御文庫)
大本営会議室(地下壕)(いわゆる御文庫附属室))
3 それぞれの使われ方(宮内省第二期庁舎;御文庫;御文庫附属室;昭和二〇年八月の(一)(二)及び(三)
その他の特記事項)
4 付記(御文庫のその後;空襲避難のこぼれ話;映画「日本のいちばんながい日」)
5 参考資料(米軍側の宮城資料;御文庫の南庭で撮影されたと思われる昭和天皇ご一家;昭和二〇年八月二八日空中から撮影された御文庫の全景;平成二七年八月一日 宮内庁公表資料)
著者等紹介
梶原真悟[カジワラシンゴ]
昭和24年岡山県生まれ。昭和48年3月早稲田大学政治経済学部卒業。不動産鑑定士、税理士。仕事のかたわら歴史研究にとり組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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