目次
第1章 17世紀後半オランダにおける人口統計と確率論の交錯―C.ホイヘンスの「チャンスの価格」とデ・ウィットの「終身年金の現在価額」について
第2章 C.ホイヘンス『運まかせゲームの計算』について
第3章 17世紀後半のオランダにおけるフランス確率論の展開―パスカル=フェルマーからホイヘンス、フッデへ
第4章 17世紀オランダにおける終身年金現在価額の評価問題―「チャンスの価格」と「生命表」の利用をめぐって
第5章 18世紀前半のオランダにおける確率論と統計利用の展開―ストルイクを中心に
第6章 18世紀オランダの人口統計―ハレーからケルセボームへ
第7章 19世紀オランダにおける政治算術と確率論の統合―ロバトの年金現在価額評論と隅然誤差理論
第8章 シモン・フィセリングの統計学―19世紀中葉オランダでの大学派統計学の展開
付論 スピノザ『チャンスの計算』について
著者等紹介
吉田忠[ヨシダタダシ]
1934年3月茨城県に生まれる。1957年3月京都大学農学部農林経済学科卒業。1962年9月京都大学大学院農学研究科退学。1962年10月‐1967年3月滋賀県立短期大学農業経済科(助手、専任講師)。1967年4月‐1973年3月中央大学商学部(助教授、教授)。1973年4月‐1986年3月京都大学農学部(助教授)。1986年4月‐1992年9月京都大学教養部(助教授、教授)。1991年4月‐1992年3月文部省統計数理研究所(教授併任)。1992年10月‐1997年3月京都大学総合人間学部(教授、なお総合人間学部は教養部を改組した新学部)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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