目次
序章 中世の秋―ヨハン・ホイジンガとアンリ・ピレンヌ、あるいは「同じ事柄に対する多くの真実」について
第1章 前近代のネーデルラントに民主主義はあったか―中世末期(一五~一六世紀)フランドルの同職組合:都市の経済利害、政治対立、文化的アイデンティティ
第2章 ネーデルラントにおける都市騒擾の伝統―都市アイデンティティの構築、はぐくまれる政治文化
第3章 社会的統制、行動の統制―都市共和制における「共通善」の夢は不可能か?
第4章 都市風景の権力と解読―フランドルとイタリアの比較史は可能か?
第5章 都市社会とブルゴーニュ国家の形成―都市と君主の論理、社会的要請と政治的野心
著者等紹介
ボーネ,マルク[ボーネ,マルク] [Boone,Marc]
1955年にベルギー・ヘントに生まれる。1977年ヘント大学文哲学部(中世史)を卒業し、中世史教室助手を務め、後に教授として後進の指導に当たる。1987年文学博士、2013年文学部長に就任。都市史を中心とした中世後期のフランドル社会史、ブルゴーニュ国家史、史学方法論を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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