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ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
くたくた
46
今回の本棚は、先日読んだ『日々翻訳ざんげ』に名前が登場していた染田屋茂さん家。そして特集は『誤植』。面白すぎます。編集部のパニックが伝わるのは、キノコ図鑑で可食キノコと毒キノコの表記を間違えたやつ。背中を流れる冷たい滝汗が想像できます。ご苦労様でした。その他もろもろ。2021/06/18
はやしま
30
誤植特集が読みたくて購入したのだけど、出版社の編集者の方々の懺悔のような文章が並んでいて面白半分に手に取ったのが申し訳ない気持ちになった。それでもいくつか声を出して笑ってしまったのですが(「学習のプロレス」(「学習のプロセス」)「あわびと訂正」(「おわびと訂正」前号の訂正コーナーだったのに‼)。取り上げられている本で(再読含め)読みたいと思ったのは『ブート・バザールの少年探偵』『南極探検とペンギン』『リボルバー』『一九八四年』『八十万年後の世界(『タイム・マシン[大正翻案版]』。2021/07/26
akira
28
毎月恒例。今月は『誤植』特集。(植えるなのか!) 誤植本も好きだし、楽しんだ。誤植はおふざけではなくまじめにやってるから笑えるなぁと。やっぱり心構えのない状態で笑わされると、とってもウケてしまうのだ。 仕事でミスをしたとき、そのお詫びのメールにはいつもの何倍もの神経を使う。いろんな感情と緊張を持ちつつ発する第一声。そんな訂正文がこんなことになるなんて…最高(笑) 「あわびと訂正」2021/06/23
阿部義彦
23
黒い昼食会での、文庫のフィルムパック問題。講談社は文庫本を何だと思ってるのか?会社ぐるみでの判断なのですから、もういつ潰れてもおかしくないと思います。私もとっくに講談社には愛想を尽かしてますけど。誤植の特集、時代と共に誤植の種類や型も違ってくるのですねえ。文字入力による誤変換が今の主力の間違いなのかしら。でも校正という人の目があっても矢張り永遠に無くなりはしないものなのでしょうね。「『ない』ものに気付くという事は『ある』ものに気付くよりも遥かに難しい事なのです」を肝に銘じたいです。2021/07/04
tetsubun1000mg
17
特集は「わが社の誤植伝説」校閲の仕事の苦労が語られる。 出版社の誤植伝説は平凡社、山と渓谷社、図書刊行会などが正直に書いてくれるのだが、本の雑誌社の依頼だからこそだろう。 なかでも誤植チャンピオンは、チケットを扱う「情報誌」のミス。大相撲のチケット販売の電話番号の下4桁を9555のところを9955と間違えて印刷をしてしまう。 謝罪文を出して発売延期も考えられたが?結果はナント!「瀬尾まいこの10冊」は本の雑誌の御大北上次郎氏が選ぶ。北上氏も好みの作家のようで選ぶのが楽しそう。未読もあったので次の楽しみに。2021/06/12