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ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
akira
25
ついに発売日に買うようになってしまった。 すっかり最近の楽しみのひとつとなる。房広告もだんだんと見なじみに(笑) こんかいのテーマは「もしもベストセラーを出したら」。出版社や編集者、作者視点でベストセラー時の状況をこまかく解説。ある種の妄想あそびだが、雑誌ならではの企画で読んでいて楽しい。そういえば、昔はベストセラーですってニュースを聞いて気になったりしてたなと。普段買わない人が買うのがベストセラー。そうなる時の境があるのだそう。興味深い。 「本がベストセラーになっていくとき、どこかで客層が変わる」2021/02/17
スノーマン
22
各出版社、ベストセラーの思い出の話が面白かった。売れたら嬉しいけど、売れすぎて現場が追いつかない状態、恐ろしい〜。ところで、本の雑誌社のベストセラーは?笑 モーター文学のススメ、今回のテーマは霊柩車。霊柩車って確かに謎めいてる!物心ついた時には走ってたよな(見かけたら親指隠せと教えられたがアレは何)ここに記載されている井上章一『霊柩車の誕生』を是非読んでみたい。2021/09/21
阿部義彦
20
先月のディック話の続き、「SF音痴が行くSF古典宇宙の旅」17話で、作者の高野秀行さんも、私と同じ結論に辿り着いて非常に嬉しいです。今回の表題「ディック作品はナチュラルドラッグである」これに尽きますね。いったんディック回路が開くと、論理や筋書きが破綻しても気にならなくなる。!正にその通りでごんす。また鏡明さんの連続的SF話の442話も、小松左京さんの本質に触れられていて凄く良かったです。宮崎哲弥の「今こそ「小松左京」を読み直す」(NHK出版新書)今からでも探して読んでみたいです。と今回はSFばかりです。2021/02/25
tetsubun1000mg
11
3月号で一番心に残ったのは、出版社に過去のベストセラーの取材をした「わが社のベストセラー体験」特集。 河出書房新社での17年前の2004年1月15日第130回芥川賞で綿矢りささんの「蹴りたい背中」の受賞が発表された日の事。 社内はほとんど全員残っており社員の万歳三唱や拍手がおきて書店から「おめでとう」と注文の電話が次々と入ってきて22時ぐらいまで続く。翌日以降も電話とファックスが3月まで続いて、累計225刷127万の部数となって会社の伝説となっている。 ベストセラーは出版社にも大きな影響を与えるんだなあ。2021/02/13
timeturner
10
鬼滅ってそんなに売れてるのか。怖ろしいほどの数字で、同じ世界の話だとは思えない。それに比べると出版各社のベストセラーが出たときの話は悲喜こもごも、とても人間らしくていい。2021/03/13