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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
buchipanda3
98
特集は「翻訳出版の現在」。ウィルスの影響でオンライン取材となったようだが、文章の記事なのでさほど気にならなかった。取材先はエージェントと出版社。どちらも現場の生の声が聞けて興味深い。翻訳ビジネスは当たり外れが大きくてある意味ギャンブル。中には他の国よりも日本でヒットした作品もあったそうで、あの作品もそうだったんだと思えるのもあった。ポプラ社の中国向け絵本のヒット作も相当なもの。ただそこまでの苦労も描かれていた。絵本は国の垣根を越えやすいかも。台湾の話では呉明益さんの作品が3冊予定されているようで楽しみ。2020/05/16
ずっきん
72
特集『翻訳小説現在!』目当て。オークション裏話、面白かった♪ 「それ誰? 誰のどれのことなの!?」なんて、まるっと一冊で余みたいくらい。それにしてもやっぱ売れてないんだなあ。国内作品に比べて高い!という声をここでもよく目ににするけれど、翻訳者さん分があるから当然だと思う。それでもギャラ安いし、エージェントの取り分なんて泣けてくるなあ。ちっと高くても買うからあれとかそれとかの続きを出してくださいいい! あと世界の傑作、名作コラムが面白かった♪ やっぱ、ボリス・ヴィアンいこっと♪2020/05/20
ナミのママ
50
地元では取り扱いのない本の雑誌。大手書店に行けないのでネット書店にて中を見ずに購入しましたが、楽しめました。『翻訳出版の現在』が目当て。シリーズなのに順番に国内発売にならなかったり、途中で出版されなくなった作品とか、出版社が変わったり。国内作品とは違う不思議さが少しわかった気がします。今年は海外ミステリーを読もう!と決めていたけど、これを読んだらますます読みたくなりました。あと『3万円使い放題』コーナーにて伊吹有喜さんを初めて拝見、著者はあまり読んでないけれど選ばれた14冊がツボでした。2020/05/27
chiseiok
43
特集『翻訳出版の現在!』のみ目当てで購入。いっつもいっつも翻訳作品の新刊買う時、「え〜?文庫なのにたっけぇなぁ…いや、でも買うけどね」と感じていたのだけれど、この特集で納得。つか、買ってあげないと続き出ないし、エージェンシーの皆様ご苦労様っす!。特集の中の「この続きを翻訳して欲しい!」というコーナーで、グンターのシリーズにそんなに続きがあること初めて知った。自分はそもそも東江訳だからと三巻まで読了、その後四〜六巻は買っただけ満足。東江訳じゃないしなぁ…なんて寝かせてたけれど、面白いらしいじゃん!読まねば!2020/06/20
くたくた
42
特集が「翻訳出版の「いま」に迫る!」だったので購入。なぜ私の読みたい本が翻訳されないのか。なぜ良いシリーズなのに、途中で止まったり歯抜けになったりしてるのか?謎は解けたような解けないような。読者アンケート「この続きを翻訳してほしい!」では、V・I・ウォーショースキーシリーズ、マルティン・ベックシリーズ、グンター・シリーズなど。あと、イアン・ランキンのリーバスシリーズの3から6作とか、リーチャーのシリーズもでてた。私的にはやっぱり、クレイスのC&Pシリーズの歯抜け、ヴィクターの続き、そして「栄光の旗・・・」2020/05/18