出版社内容情報
愛するこの街を一冊に! これまで3回+αに渡って神保町を特集してきた「本の雑誌」を再録し、さらにオリジナルの企画を盛り込んでの丸ごと一冊「神保町」の別冊。
世界に名だたる「神保町」はどっこい、ただの古書街ではない。カレーにラーメン、喫茶店にスイーツ、楽器店に古典芸能、そして新刊書店まで、どこをとってもディープで愉しい神保町を満喫できる一冊。
内容説明
世界に名だたる神保町はどっこい、ただの古書店街ではない。カレーにラーメン、喫茶店にスイーツ、楽器店に古典芸能、そして新刊書店まで、どこをとってもディープで愉しい神保町をこれ1冊で満喫。さあ、あなたも、神保町へようこそ!
目次
神保町を往く
神保町で遊ぼう!
対談 神保町の古本屋さんを楽しもう!
これで愉しい神保町MAP
神保町を愉しむ2023
コーヒーの街・神保町 変わらぬ老舗と新たな流れ
神保町カレー戦線2023
神保町で古典芸能を
お茶の水の歩き方、ギターの買い方
神保町スイーツとわたし
神保町七夜―夜の神保町を楽しむ
今、神保町を「読む」―神保町ブックガイド
特集 神保町で遊ぼう!
本の街の秘境に挑め!
特集 帰ってきたぜ、神保町!
特集 本の街の秘境に挑め!
思い出・神保町
特集 やっぱり神保町が好き!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
24
本の雑誌社の新刊です。11月10日初版第一刷。地元は仙台なので、神保町には多分一回も行けてないのですが、本、古本愛好者としては、外せない街ですね。古本ライターの岡崎武志、荻原魚雷の対談や今は亡き坪内祐三さんの話など楽しく読ませてもらいました。私が凄く気になったのは、古書いろどりの彩古さんですね、私の大好きな漫画家の吾妻ひでおさんにシンボルマークを考えて貰って開店したものの現在は在庫が多すぎて閉店中でネットでだけ販売していらっしゃるとか?日下三蔵さんと同じ魔窟の主ですね。また開店したら訪ねたいかもです。2023/11/24
いちろく
21
既視感を覚える内容もあると思ったら、雑誌掲載の初出情報を見て納得。それでも、2023年刊行時の状況に内容をアップデートしてあったり、描き下ろし分があったりと読み応え満載。私には神保町のガイドというよりも、各関係者の神保町紹介という感覚に近かった。例えば、取り上げられている飲食店も、行列になる人気店だけでなく、身近に食べられるお店の紹介がある辺りも、内容に日常感を抱いた。とても覚えきれる内容ではないので、また気になる時の参考によいかと。余談ですが、小諸そば、安くて並ばずに手軽に食べられていいですよね。2024/01/17
まさ☆( ^ω^ )♬
9
東京で一番好きな街はどこ?と聞かれたら神保町と答えます。大学4年間、社会人になってからも取引先の大半が神保町にあり、15年くらいは通い続けたかなあ。思い出の多い街の特集はとても楽しめました。最近、またちょいちょい遊びに行く機会を作り本屋さん巡りをする様になりました。これからも通い続けると思います。大満足の一冊でした。2024/08/16
Inzaghico (Etsuko Oshita)
9
月刊誌の「本の雑誌」からの特集の再録が多い。それぞれの記事の末尾に(X年Y月号より再録)って入れておいてくれたらありがたかったな。大変なのは承知だけど。とはいえ、登場する店舗に閉店や移転の印を逐一いれてくれているのは、ありがたかった。新陳代謝が活発なのはいいことで、新しいお店が多いのも神保町ならでは。最初は入りにくいけれど、何度か通うと居心地がよくなる。学士会館も山の上ホテルももうすぐなくなってしまうけれど、それに変わるワクワクは間違いなく登場する。2023/11/21
いづむ
8
先日の神保町ブックフェスティバルで先行購入。本自体には「別冊本の雑誌22」(19でなく)としてあるけど、ここに読了登録して本当に大丈夫かな......。以前「本の雑誌」で組まれた神保町の特集や記事をまとめて再録されているので、今は閉店しているお店も多く載っていて、懐かしいと同時に寂しいです。昔よりは客層も広がり少し敷居も低くなったような気がする神保町ですが、まだまだ古本や知の蓄積、そして業界や街の強さは底知れずで、自分に見えないところでこんな世界があることがただ嬉しい。はあああ、神保町やっぱり大好き。2023/11/05