カヨと私

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カヨと私

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784860114701
  • NDC分類 645.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

小豆島でヤギと暮らす──どっちが飼い主?!でもそれでいいの。だって私もヤギになって、一緒に美味しい草を食べて、頭突きしあって、日向ぼっこして暮らしたいんだもん。ヤギと私の交遊録。イラスト多数収録。

目次

1(海辺の家;理由;カヨのルール;海への道;椿のフルコース;受容;カヨが人間? 私がヤギ?;我慢;頭突き;ドライブ;困惑;発情;逡巡;食べる是非;交配;懐妊;出産;初乳;月夜;乳飲み仔たち;海へ;別離;搾乳;偶然のチーズ;タメの友だち)
2(移転と再会;チャメを救えるのか;とっても楽しそうじゃないか;巨大ヤギ舎;再会;改名;まさおのこと;慣れてください!!;産屋を建てる;家族;食べ物に追われる日々;“同一処遇”問題;たまたまのたま;それが玉太郎の生きる道;より弱い者へ;脱走;産むこと;カヨミルク;カヨ帝国;嫌な予感;別れ;去勢の悩み;去勢;去勢その後;奇妙な事件;ランクダウン;軽トラと魔女;ヤギの思春期;リーダーはカヨ;みんな元気ね?)

著者等紹介

内澤旬子[ウチザワジュンコ]
1967年、神奈川県生まれ。文筆家、イラストレーター。『身体のいいなり』で第27回講談社エッセイ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

131
すばらしい動物エッセイ。小豆島でカヨという名のヤギとともに暮らす日々。人に甘えないカヨに面食らった日から、出産、別離、再会、死などの出来事を経て、ヤギ同士の力関係や飼い主である自分との関係性が刻々と変化してゆく。「本当は飼い「主」になんかなりたくない。私もヤギになれたらいいのに。この子たちと一緒に砂浜を駆けたりしたい。でも、わかっている。なりたくてもなれない。」と綴られる文章は、透明で心温かい。著者の描く挿絵も秀逸。ヤギの表情が、文章と同じくらい雄弁。淡々とした物語だけど、心に染みるとてもいい本だと思う。2022/08/12

ゆいまある

105
かつての内澤さんは、自分の生き辛さの原因と対峙するように、常に張り詰めた文章を書く人だった。この本の冒頭、ヤギのカヨとの一匹と一人の暮らしたるや、内澤旬子の文章かと思うぐらい絵本のように牧歌的である。角が取れたも取れた。過去に飼った豚は強い決意で殺して食べたのに(最初からその予定だった)、カヨは溺愛。愛し過ぎて自分の要求とカヨの要求の境目が曖昧になり、言いなりになって繁殖させる様は過去に自分が家庭を築けなかった寂しさの代償のようでもある。ともあれ、何か動物と暮らしたいと強く本能に訴える本だ。犬飼いたい。2022/11/27

pohcho

57
小豆島に暮らす内澤さんと山羊のカヨ。最初は一人と一匹のどこかおとぎ話のような世界だったのに、途中からどんどん山羊の王国のようになって驚き。山羊にもそれぞれ個性があり、人間関係ならぬ山羊同士の関係性がすごく興味深いし、 そこに内澤さんが加わった独特の世界をとても面白く読んだ。「捨てる女」もそうだったけど、何事もとことんやってしまう人だなあと思いつつ、破綻しなくてよかった。イラストもいい感じ。内澤さんとカヨたちには、いつまでも幸せに暮らしてほしい。2022/11/22

booklight

46
内澤旬子による、小豆島でのヤギとの生活記。ヤギにのめりこんでいく作者も含めて興味深い。ヤギへの愛情が増していくほどに、ヤギの要望をかなえたくなるが、すべてを叶えられるわけでもなく。おいしい草を食べたがり、発情して、子供を作りたがる。しかし体力的にも、時間的にも、金銭的にも資源は限られている。ヤギへの母性愛が、ヤギの際限のない欲望を前にして、揺れ動いていく。生殖して無限に子供を増やすわけにもいかず、際限なく草を食べさせるわけにもいかない。そうか母性は正解ではなくきちんとコントロールしなくてはいけないんだな。2024/02/10

それいゆ

31
一人だけでこんなに多くのヤギを飼育することなど私の想像を超えます。読んでいて気になったことですが、ヤギたちはペットなんでしょうか?養豚農家のひろこさんも登場しますが、その方と同じように養山羊農家と考えればいいのでしょうか?ヤギを飼って育てて稼いでいるわけではないので、きっとペット感覚ではないかと推測しますが、猫を何十匹も飼って猫屋敷状態になってしまっている人と同じ雰囲気を感じてしまいます。そんなつもりはないのでしょうが、決して批判をしているつもりではありませんが、何か危うさを感じてしまいます。2022/10/10

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