感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
aquamarine
74
「本の雑誌」で連載されていた「作家の10冊」の中から50回分を選び単行本化したもの。著作をほとんど読んでいるような作家さんの回は案内がとてもよくわかって楽しみながらもえっ?!10冊にこれを選ぶの?(不満)となったり、著作を全く読んでいない作家さんのはよくわからなかったり…10冊を選んだ方の好みももちろんあるでしょうね。例えば島田さんの10冊を選んだのは伊坂さん。なんか読んでいて嬉しくなりました。これから読みたいと思っていたり一冊読んで気に入ったので次は何を、というときの参考にはとてもいいかもしれません。2015/11/01
山田太郎
65
ブックガイドとしてはよくできてると思うけど、好きな作家は10冊とは言わずほとんど読んでるし、年取ってくると、なかなか新しいもんには手が出ないので、年は取りたくないものだと思った、48歳の私。2015/12/03
依空
52
一人の作家の「読むべき10冊」が50名分、つまり500冊(細かい所を拾えばそれ以上)紹介されています。とにかく、情報量が半端ない!次々と登場する書名と、執筆者が作家に向けて迸らせる愛の深さにくらくらしっぱなし。自分が好きな作家はもちろん、読んだことのない作家や名前すら知らなかった作家でも、執筆者の発する熱に浮かされてついついチェックしていることも。人が選ぶ10冊というのは当然自分とは違うものになるので、他の人の意見を知ることが出来るのも楽しいです。何とも贅沢なブックガイド。第2弾もぜひ出して欲しいです。2015/11/10
1.3manen
46
北條一浩氏解説による、片岡義男氏の10冊で、バブル経済絶頂から崩壊への予兆が見えると時期に書かれた『緑の瞳とズーム・レンズ』は、くすんだ金髪にきれいな緑色の瞳を持つ経済学者の若い女性が主役。現代文明への批判を彼女と僕が交す(128頁上段)。機会があれば読んでみたい。堺三保氏解説による、小松右京氏の10冊で、『地球を考える』。梅棹忠夫先生と話して終わる構成。理系より文系が若干多めとのこと(186頁上段)。内田剛氏解説による、重松清氏の10冊で、『卒業』新潮文庫 は、人生には乗り越えねばならない壁がある。2016/03/24
ばりぼー
44
「本の雑誌」連載の「作家の10冊」から50回分を編集。特に印象に残ったのが、品切れ・絶版の多さで、やはり本は購入して手元に置いておかなければという強迫観念にかられます。千街晶之氏が倉阪鬼一郎のバカミスを取り上げて「これらの作品の気が遠くなりそうな手間のかかり具合と、仕掛けのほかはどうでもいいと言わんばかりの割り切りぶりは、まさに本格ミステリの袋小路」(笑)「なお、仕掛けの性質上、これらの作品が文庫化される可能性は限りなくゼロに近いので、ノベルスで見かけたらその時点ですぐ買うべき」に納得しました。2016/06/05
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