出版社内容情報
世渡り下手の読書術
自由にたのしく暮らすには──
ひまさえあれば本を読み、ひまがなくても本を読む。
アメリカン・コラムに私小説、ノンフィクションからマンガまで。
どんな本にも生きるヒントがある。
「本の雑誌」の人気連載「活字に溺れる者」がついに単行本に!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
燃えつきた棒
36
魚雷先生の本について古書店で尋ねると、よく入ってくるんだけど、すぐに出て行ってしまうそうだ。 (決して先生の本の内容に関する中傷ではありません。) どうやら、先生の本は先生よりも少しだけ働き者のようだ。 「怠け者は永遠に不滅です。」 おかげで上林暁が無性に読みたくなった。 2018/08/03
おさむ
28
活字中毒で古書店マニアの荻原氏の2011年~14年の書評エッセイ。ゆるーい語りで余り読んだことのない本を紹介してくれます。青空文庫で漱石も鷗鷗鴎外も無料で読めちゃう時代だけに、こうしたエッセイは貴重な気がします。渡辺京二、アメリカ・コラムニスト全集、佐藤正午、山口瞳等に関する語りに親近感を覚えました。2015/10/25
おおた
18
清貧をすすぐライターによる2011〜2014年の書評集、というと難しそうな哲学書や手に取るのも困るような海外文学が俎上に上がりそうだけど、すごくまっとうな日本文学やノンフィクション、まんがが中心。「浪人、留年、中退した人の言うことは信用できる」みたいな、意識高い系からは一線を引き、それでも情に堕したりしない考え方は心地いい。携帯電話やクレジットカードを持ってないのにKindle買って感動したりするあたりかわいさも持ち合わせている。視野になかった渡部京二や松久淳など読んでみたい作家が増えて困る一冊。2018/05/21
チェアー
15
なんでも読む。読まないと生きていけない。それを実行すると、社会のメーンストリートでは生きられない。そんなものいいよ、とまた本を読む生活。でも社会のことは感心は持っているし、むしろ普通の人より社会に近い。危機感もきっと強い。だが、目の前に本があればとにかく読む。生きることは読むことだから。わたしは大好き。2018/10/01
阿部義彦
11
本の雑誌に「活字に溺れる者」と題して連載されてたのに加筆修正をしたもの。著者はスポーツに関する科学や戦略、選手のノンフィクションが好きらしくそこだけは私の好みとは違いますが、それ以外のBOOK・OFFを巡り、ひたすら寝転がって本を読み、仕事の為にわざわざ漫画喫茶で執筆する生活。羨ましいです。この本でまた読みたい作品(色川武大、星野源、仕事文脈)が増えました。2016/08/13
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