島田清次郎―誰にも愛されなかった男

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島田清次郎―誰にも愛されなかった男

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784860112455
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

本当に天才だったのか。―本当に狂人だったのか。大正時代を流星の如く駆け抜けた作家、島田清次郎。二十歳で空前のベストセラーを生み出し、二十五歳で精神病院へと収容される。その数奇な一生を現役精神科医がたどりなおす新たな人物伝。

目次

序章 「天才と狂人」の呪縛
第1章 作家になるまで
第2章 新人作家として
第3章 絶頂期
第4章 世界へ
第5章 スキャンダル
第6章 流浪の日々
第7章 精神病院から
終章 島田清次郎は本当に狂人だったのか

著者等紹介

風野春樹[カザノハルキ]
精神科医、書評家、SF愛好家。1969年神奈川県生まれ。東京大学医学部卒業。現在、東京武蔵野病院リハビリテーション部長。専門は精神病理学、病跡学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

58
俺は天才だとか言う人が本当になんかのはずみで本売れてさぁたいへんなんだろうけど、書いた本あんまり読みたいとは思いませんが、なんかコントロールする人いなかったのかな、新潮社とんでもないな。というか、マスコミがいまのネット並みのいい加減さで炎上してるというか。今の時代にいたらどうなってたんだろうなというか今の時代だったら売れてないんだろうけど。はじめは少し退屈ですが、売れ始めてから、落ちてくところは大変面白いです。元精神科病院勤務としてもたいへんためになりました、戻ろうとは思いませんが。2018/02/02

つきみ

22
読メでこの本と共に島田清次郎なる人物を初めて知った。自己中心的で強烈な個性は痛々しいほどで、本人でさえも持て余してしまったのではないか。精神科医の視点からの伝記としても読み甲斐のある一冊だった。2014/03/03

gtn

20
創作活動も傲岸不遜な言動や行いも、心の病による高揚であることは間違いないと思う。凋落してからの、マスコミの揶揄ぶりは時代を感じさせる。ともかく、人間性を知ってしまった以上、「地上」が復刻されても読もうとは思わない。2018/12/23

遊々亭おさる

19
彗星の如く鮮烈な文壇デビューをはたし、当時の文学青年から熱烈な支持を得、現在においては優れた恋愛小説に贈られる島清賞にその名を残す、大正時代が生んだ一発屋、島田清次郎の短くも波乱に満ちた一生を時には精神科医の視点を交えて綴られる伝記。自己愛の塊で数々の奇行で世間を騒がせた男。檻の中の珍奇な動物を恐る恐る眺めるような感覚で読み進めるも、心のどこかではある種の羨ましさも感じる。天才でも狂人でもなく、ただ己の夢を一途に追い求めることが出来た男の誰にも愛されなかったが、一瞬の輝きで万人の読者を魅了した男の物語。2015/04/04

jamko

15
ひどい副題だなと思ったものの、読み進めていくうちに「そ、そうだろうね…」と思わざるを得ない傍若無人エピの連続はフィクションさながら。デビュー長編『地上』が大ベストラーとなり一躍若者のカリスマに上り詰めるも、傲慢な態度で方々から嫌われ文壇からも無視され、そして最後は精神病院に入れられ31年の短い人生を終えた島田清次郎。本書で紹介される『地上』のあらすじを読んでもあまり興味は持てないのだけど、彼の激動の人生を丁寧に追った本書は無茶苦茶面白い。最後まで親離れ子離れができなかった母と息子の哀しい話でもあった。2016/04/24

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