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ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かりさ
83
子供の頃から古書の醸し出す佇まいにどうしようもなく惹かれてました。学生時代はお仕事中に立ち寄ったのかしら?なおじ様達に紛れて良く神保町を巡ったものです。古本を手にするとこれまでこの本を誰が手にし、どんな思いを巡らせながら文章を追い、なぜ手放すことになったのか、妄想するだけで至福の時間。傍から見たら気味の悪い人ですけど。本書では古書界で著名な方々の、めくるめく古本への愛に満ちた濃厚な世界が広がり、わくわくと高揚感いっぱいで読みました。ああまた神保町へ行ってぶらりと宝探ししたいな。そんな切ない思いの秋。2016/09/19
いちろく
36
本の雑誌掲載分から古本に関係する内容を纒めた1冊。正直、私はプレミアが付くような高価な本や骨董品としての本には殆ど興味がない。それでも、マニアックな内容も多数で、時間を割いて読んでしまった。一番驚いたのは、古書業界での専門店は「専門書を取り扱う店のことではない」と知った事。2016/10/16
lonesome
34
かれこれ十年ちょい前に国内外のミステリをたくさん読んでいた頃、神保町に何度か通って古書店の面白さに目覚めたものだったけれど。また去年から読書の楽しみが復活して読みたい本の幅が広がってきてなかなかお目にかかれない本も出てきたので、そんな本を探しにいろんな古本屋に行ってみたいなという気持ちになった。ブックオフ以外の本格的な古本屋って神保町の古本屋しか行ったことがないけれど、下北沢にも面白そうな古本屋がありそうだし西荻窪や他にも行ったことのない街の古本屋にもとても興味をひかれる!古本道奥深し!2014/07/30
HANA
33
古本というより、古本屋の店主やそれに取り憑かれた人間模様が本書の主題。常に喧嘩腰の店主や古本巡り座談会は抱腹絶倒。読みながら本に魅入られるとこのようになってしまうのか、他山の石として気を付けよう。という気になってくる。自分はまだ大丈夫、積んである本も読む気はあるし、きっと大丈夫。個人的に一番の記事はやはり関西の古書店紹介。京都に行った時、また寄る所が増えてしまった。個人的な意見を書かせてもらえれば、古本屋の店主には面白い人が多いので、もっと様々な人に利用してもらいたいものである。色々裏話も聞けるしね。2013/01/26
miroku
27
やはり東京中心・・・。それでも大阪の店も少し載っているのが嬉しい。天牛書店もだけど、難波の古本屋も最近行ってないなぁ・・・。2015/02/05