内容説明
全国全場制覇をめざし金沢経由で名古屋から三条へ。北見、岩見沢、そして益田。いまはなき競馬場の記憶を胸に、そこでしか味わえないロマンを求めて競馬の旅は続く。旅と競馬を愛するすべての人に捧げる草競馬探訪記。
目次
全三十七場完全制覇をめざして(競馬場へはバスに揺られて―三条、姫路;働き盛りの馬と市電が走る町―高知 ほか)
競馬場のミステリアスな人々(夢のような夜の競馬場―ハッピーバレー(香港)
広東語と香辛料のなかを走りまわった―ハッピーバレー(香港) ほか)
世界中でここにしかない競馬(「パリ・チュルフ」をカフェで眺める―オートゥイユ(フランス)
黄昏のマカオでポルトガル料理を―タイパ(マカオ) ほか)
そして僕はきょうも競馬場へ(暗い目をしたマギー・チャンにいつ会えるんだろう―ハッピーバレー(香港)
消えた競馬場の思い出―古河 ほか)
著者等紹介
亀和田武[カメワダタケシ]
1949年、栃木県生まれ。作家、コラムニスト。成蹊大学文学部を卒業後、「劇画アリス」編集長などを経て、フリーに。82年にSF短篇集『まだ地上的な天使』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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瑪瑙(サードニックス)
32
とても楽しく読了。面白かったです。亀和田さんの競馬観戦のスタイルに好感が持てました。タイトルも面白い。地方競馬場は園田と姫路が身近にありますが、ライブ配信で見たことはあっても行ったことはありません。応援している騎手はいますが。当時まだ若手だった岩田康成騎手や御神本騎手の事も興味深く読みました。ばんえい競馬の見方も変わりました。私には重いそりを引かせて坂をのぼらせて虐待にしか見えなかったのです。2023/10/18
まゆり
7
二年前の私はまさにこの状態。 土日は中央、祝日・代休・有給は地方。。。 最近は好きな世代・好きなコが引退したこともあり、だいぶ落ち着いたけど。 おなかが弱いので、食には興味はあんまないけど、色んな楽しみも載ってて…旅打ちは最高ですな(笑)2013/12/06
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2
亀和田さんの馬券購入単位とか、競馬場を訪ねる前に郵便貯金するとことか好感もてます。競馬場に土地土地の交通手段で行くところもツボですね。2016/01/30
葛
1
著者:亀和田武 2008年5月30日初版第1刷発行 発行人:浜本茂 印刷:中央精版印刷株式会社 発行所:株式会社本の雑誌社 定価:本体1600円+税 装丁:岩郷馬力+wonder works。2022/06/28
v&b
1
マキバオー、三条、チャトウィン、おぼこいアンカツ、御神本、坂本東一、色川来客簿、バス2017/04/03
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