伊藤雅俊 遺す言葉

伊藤 雅俊/末村 篤【著】

セブン＆アイ出版（2018/03発売）

• サイズ A5判／ページ数 261p／高さ 22cm
• 商品コード 9784860087616
• NDC分類 914.6
• Cコード C0095

内容説明

謙虚であれ。誠実であれ。真摯であれ。セブン＆アイを築いた９３歳、感謝する生き方。

目次

序章　人より長く生きて、わかったこと
１　生き方の章―母の生き方、兄の生き方、私の生き方
２　確執の章―親族の生き方と、確執
３　感銘の章―生き様に感銘した人たち
４　羅針盤の章―ドラッカー先生との二十年
５　商いの章―心に刻んでほしい、商いの要諦
６　感謝の章―お陰さまの人生
共に歩んで六十五年―妻・伊藤伸子インタビュー

著者等紹介

伊藤雅俊［イトウマサトシ］
１９２４年、東京都に生まれる。横浜市立横浜商業専門学校（現在の横浜市立大学）卒業後、１９４６年より、母と兄が千住に開いたヨーカ堂に参加。１９５６年、兄・譲の急逝により経営を継承し、１９５８年、株式会社ヨーカ堂を設立、社長となる。その後の、イトーヨーカ堂、セブン‐イレブン・ジャパン、デニーズジャパンなどを築いた創業者で、セブン＆アイ・ホールディングスの個人筆頭株主。セブン＆アイ・ホールディングス名誉会長。公益財団法人伊藤謝恩育英財団理事長

末村篤［スエムラアツシ］
１９５０年、新潟県に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業後、１９７４年、日本経済新聞社入社。編集局産業第二部、長野支局、東京証券部、日経ＢＰ社「日経ビジネス」編集部を経て、１９９３年、証券部次長兼編集委員。２００６年、特別編集委員兼論説委員となり、２０１０年に日本経済新聞社を定年退職。その後も、２０１３年まで特別編集委員。証券部時代の２００３年、日本経済新聞の名物連載「私の履歴書」で、伊藤雅俊氏を担当。１９９９～２０１５年、早稲田大学非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[nishiyan]

イトーヨーカドー創業者であり、セブン&アイHD名誉会長の伊藤雅俊氏の自伝。商売の基礎を作った亡き母、父親のように自らを指導してくれた異父兄への思いや、なかなか語りづらい異父兄亡きあとの、親族間で起こった事業継承までのゴタゴタまでも率直に語っている。そこには誠実を大切にしてきた伊藤氏の人柄が滲み出ている。商売に誠実に向き合ってきた「最後の大商人」を知る上で必須だろう。ただ伊藤氏が社長職を辞することになった総会屋への利益供与事件や鈴木敏文との関係についての言及がなかったのは残念。

2018/05/04

[モビエイト]

イトーヨーカドー創業者である伊藤名誉会長の自伝。 素晴らしい異父兄、母への感謝、苦労があるからこその人生で、そのDNAが会社に引き継がれているのだと思いました。鈴木氏との関係ももう少し知りたいと思いましたが無かったのが残念でした。誠実な企業は大きくなるのだと思いますし、資本家としての伊藤家が漬物石として役目を果たす事は良い事だと思いました。

2018/03/12

[おがっぴ]

昭和の経営者って感じ。 あまり新しい発見、気づきはなかった。残念!

2018/07/13

[薬学やっくん]

★★★☆☆ セブン＆アイ・ホールディングスを築いた現名誉会長の伊藤雅俊氏が日経新聞社の「伊藤雅俊の商いのこころ」を底本に加筆編集した自叙伝。読むように指示をされたが、指示されて読むのは個人的に好まず、指示する割には内容と実が乖離していたのが残念すぎた。それはそれとして、第５章の商いの章は、雇用されている以上、今の自分が働く上で守るべき要諦が多く、勉強になった。その中でも「８ 荒天に準備せよ」は今後の人生訓にも活かせる内容で、今後の抗うことができない事柄に対しても、備えを忘れずに生きていきたい。

2018/08/26

[凌🔥年300冊の読書家🔥]

セブン＆アイ、イトーヨカドーの創業者。 感謝、真面目にコツコツ取り組むこと。 当たり前ののことの大切さを再確認させてくれる。

2018/05/14