内容説明
ふらつく、味がわかりにくくなった、口が渇く、尿が出にくい、便秘しがち、眠れない、ボーッとする、よだれが出る…。あなたはこんな症状で、お医者さんにかかっていませんか?実はこれ、すべて、薬の副作用かもしれません。風邪薬、痛み止め、抗がん剤、抗認知症薬…そして「ジェネリック医薬品」は先発品と本当に「同じ」か?
目次
第1章 薬が多すぎる
第2章 ジェネリックは先発品と本当に「同じ」か?
第3章 その認知症の薬は、誰のため?
第4章 抗がん剤という選択、しない選択
第5章 医者と薬は、使い方しだい
第6章 在宅医療と薬。その付き合い方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ichi
25
【図書館本】在宅医の長尾先生の著書です。日本の医療はやたら薬を処方する国で、複数の医療機関にかかっている場合、薬が重複している事が多く、その為に副作用が著明に出ている事が多い。薬は最小限に処方するよう心掛けている。まず薬を減らす事で、現在出ている症状が軽減又は消失する事が多い。と説いてました。2015/03/21
ロア
17
薬を飲んで現れるその効果は良いものも悪いものも全て本作用なのに、都合の悪い効き方をしたら副作用という。最近では、そんな薬の効き方をした人間の方に非があるかのように「副反応」なんて言葉を使う。この薬飲んでそんな反応をしたそっちが悪いんですよ的な。いやいや、どう考えても薬のせいでしょ。認知症でも鬱病でも、脳に作用する薬は殆どの人には不必要と思う。薬を飲むより先にやることあるでしょ(*´ω`*)2022/04/24
prelude
16
★★★★★多剤投与の弊害、ジェネリック薬品、抗がん剤治療に対する考え方etc.興味深く、薬との付き合い方について参考になった。 2017/12/20
無添
6
ふらつく、味がわかりにくい、口が渇く、尿がでにくい、便秘がち、眠れない、ボーッとする、よだれがでる、薬の副作用かも。2017/06/08
ココアにんにく
2
”セルフメディケーション”初めて聞いた言葉。信頼する医師や看護師から聞いたいろいろな対処方法が役に立っていたことをあらためて感謝。座薬を家族が入れることでQOLが上がるという話は納得。しかし介護は座薬よりももっとハードルが高いことも多い。ジェネリックや飲み合わせの話もすごくわかりやすかった。ガイドラインからの多薬投与は他の本でも指摘が多い。薬をいかに減らすか?漢方薬という方法にも驚き。参考になることがたくさん書かれた一冊。長尾Dr.のクリニックがアマにあるというのが心強い。2015/09/12