内容説明
織田信長に仕え、豊臣秀吉の懐刀として重用され、徳川家康に恐れられた稀代の軍師・黒田官兵衛。時代の潮流を鋭く把握し、天下統一に向かって縦横無尽の活躍を成し遂げ、敵将からもその人徳を讃えられた官兵衛と、時代に翻弄された女たちの鮮烈な生涯を徹底解剖!
目次
第1章 官兵衛の生い立ちと知性の目覚め(才子・官兵衛の誕生;初陣と結婚;立ちはだかる二大勢力)
第2章 戦国乱世を生き抜く戦いと智謀(信長に感服する官兵衛;優れた交渉人;幽閉された空白の一年;名参謀としての戦略と智謀)
第3章 それぞれの思惑と乱世の妻たち(信長と光秀;時代に翻弄される武将と妻たち)
第4章 官兵衛の智略と秀吉の全国制覇(天下統一への布石;豊前国十二万石の大名に出世;隠居生活と小田原攻め)
第5章 朝鮮出兵と官兵衛の「関ヶ原」(朝鮮出兵と秀吉の死;家康と官兵衛;妻たちの「関ヶ原」前夜;九州制圧と晩年)
著者等紹介
由良弥生[ユラヤヨイ]
作家。東京都に生まれる。明治大学政治経済学部卒業。出版社勤務を経て編集事務所設立。以来、古典や神仏、歴史に関心を寄せ、様々な図書の企画編集及び執筆を手がける。1999年には『グリム童話』を現代に再現することに挑戦し、ベストセラーに。歴史上の世相、風俗、恋愛、さらには隠された人々の深層心理を探り、大胆に再現する筆致は高い評価を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫夏
1
★3。大河ドラマの復習、予習になった。先に読んだ村上海賊の娘とともに、戦国時代の歴史の勉強になった。2014/10/24
zx-sho2
1
J-★3〜2014/09/13
美亜希
1
官兵衛の一生を追うなら手っ取り早いが、そこに戦国時代の妻たちを絡めるのはどうかという微妙な作りの本。「秀吉がお市の方を好き」とか「光秀は濃姫が好きだった」とか、出典どこよ?っていう謎のエピソード満載で目眩。官兵衛についてはとてもわかりやすかっただけに、彼一人に絞って欲しかったし、欲を言えば出典の文献を文章中に入れたら説得力があったかも。2014/01/21
勝部守
0
分かりやすく、書かれているが、中途半端。2014/04/19