内容説明
中学時代からうつ病に苦しみながら東大合格、卒業後は就職せずに「ニート」として治療を続けて再起した著者が送る、「うつ病からの解脱」の近道と、「社会復帰」へのヒント集。
目次
第1章 うつ病のはじまり(うつ病はうつ「病」である;中高時代についた「他人と比べる」クセ ほか)
第2章 東大卒業、うつ留年(理不尽な環境、上からハラスメント;頭がオーバーヒート!恐怖の論文発表 ほか)
第3章 なっちゃん、社会に出る(「仕事への復帰」についてひとこと;東京で人生の再スタート ほか)
第4章 うつになった時の休みかた(知らなかった!睡眠の本当の役割;うつを治すために必要不可欠なこと ほか)
第5章 世間の輪に入る技術(「話せない」自分を変える方法;いますぐ使える「会話テク」 ほか)
著者等紹介
杉山奈津子[スギヤマナツコ]
静岡県に生まれる。東京大学薬学部卒業。中学時代うつ病を発し、大学卒業後は実家にて休養生活を送る。その後、病状は回復し、現在ではうつと上手につき合いながら、執筆や講演を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Atsushi Sakamoto
2
無理なく読めて、その上少し楽になりました。著者さん、ありがとう!2013/11/12
サトコトリ
1
理解されにくい心の病、うつ病がご本人の体験を通して語られていて、興味深かった。簡単には卒業できないけれど、彼女のように生きれる人もいるんだな。うつ病の人の話の聞き方や強迫症の心を強くする方法など、勉強にもなった。2013/09/17
森博嗣作品が好き
1
中高生時代から鬱病を発症した作者が東大を出てから作家になり鬱を克服した実話。 よく知られている対処法が多かったけれど作者本人の体験によるアドバイスが新鮮。2012/06/16
りりあん
0
「スルーする技術」で毎日をラクに、という項があるものの、いかにしてその技術を身に付けるかは書いておらず…。卒業後に大勢の人と出会ったというところもそんな感じ。気になるところがそれこそスルーされていて、そういう部分が読みたかったのになぁ、と。僻みかもしれないけど東大って自慢してるみたいに思えてしまったりで、少しモヤモヤしてしまった。2015/02/28
はるでがると
0
実体験をもとに、具体的に説明があるので分かりやすい。特に、十分休養できたことが分かるのは退屈になったときだ、というところが参考になった。文章の端々に家族や友人とのつながりが出てくるので、やっぱり人との関わりってこういう辛さを乗り切るのに大切なんだなと思った。2012/07/24
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